ティール鉱(Teallite)

北海道札幌市豊平区豊羽鉱山
PbSnS2 画像の幅約3cm
単なる金属片にしか見えませんが、鉛と錫の鉱物です。
ティール鉱(Teallite)


Poopo Province,Oruro Department,Bolivia
PbSnS2 画像の幅約8mm、1.8cm
鉛灰色の金属鉱物がティール鉱です。
母岩中に薄い箔状の結晶が観察できます。
ティール鉱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/02 05:00 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ティール鉱 | |
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ボリビア産のティール鉱
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分類 | 硫化鉱物 |
シュツルンツ分類 | 02.CD.05 |
化学式 | PbSnS2 |
結晶系 | 斜方晶 |
対称 | mmm (2/m 2/m 2/m) - 複四面体 |
単位格子 | a = 4.26Å, b = 11.41Å, c = 4.09Å |
へき開 | {001} 完全 (薄板状劈開); 弾力性 |
粘靱性 | 可鍛性 |
モース硬度 | 1½ - 2 |
光沢 | 金属質 |
色 | 銀灰色、鉛灰色から鉄灰色 |
条痕 | 黒色 |
透明度 | 不透明 |
比重 | 6.36 |
光学性 | 異方性 |
多色性 | 弱い |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
ティール鉱(Teallite)は、スズと鉛の硫化鉱物で、組成はPbSnS2である。熱水脈で生成し、スズの鉱石として採鉱されることもある。柔らかい銀灰色の雲母様平板を形成し、斜方晶系に結晶化する。モース硬度は1.5-2で、比重は6.4である。
ティール鉱は、1904年に模式地であるボリビアのサンタローザで発見されたものが最初に記載された。イギリスの地質学者ジェスロ・ティールの名前に因んで命名された。
出典
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