チップクリアランス
エンジン冷却ファンの、ファンの先端(チップ)とファンカウリング(危険防止用の覆い)の隙間のことをいう。従来多くみられたエンジン側にファンを、車体側にカウリングを取り付けた配置では、走行時に振動などでファンとカウリングが干渉するおそれがあった。そのため、両者の隙間を設計上20mmほど設けて干渉を回避していたが、最近では、両者を車体側に固定できる電動式のファンが普及しており、これでは、相対的な動きがないので、両者の隙間が3~6mm程度に小さくなっている。いずれにしても、冷却ファンには高風量で低騒音、低動力化が求められている。
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