チチンとは? わかりやすく解説

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チチン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/28 08:14 UTC 版)

筋肉繊維の収縮のモデル

チチン (Titin) またはコネクチン (connectin)[1]は、骨格筋の収縮に関わるタンパク質である。長さµmを超える巨大なタンパク質である。

構造

一次構造は生物種によって異なるが、ヒトのチチンは34,350個のアミノ酸からなる、これまで知られている中で最も大きなタンパク質である。平均分子量3813 kDaにもなり、pIは6.02である[2]

試験管の中でも安定で、生体内での半減期哺乳類網赤血球で約30時間と見積もられている[3]

名前

チチンはこれまで知られている中で最も大きなタンパク質で、アルファベット表記で18万9819文字と最も長いIUPAC名を持つ物質として知られる。なおチチンという名前も、ギリシア神話の巨人ティーターン (titan) からとられたものである。

出典

  1. ^ Online 'Mendelian Inheritance in Man' (OMIM) 188840
  2. ^ ExPASy-calculated pI for titin”. 2015年10月2日閲覧。
  3. ^ Swiss-Prot Protein knowledgebase, main entry”. 2006年5月4日閲覧。

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