ダビドサナエ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/06 13:35 UTC 版)
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ダビドサナエ | ||||||||||||||||||||||||
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静止する若い雄
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Davidius nanus (Selys, 1869) |
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和名 | ||||||||||||||||||||||||
ダビドサナエ |
ダビドサナエ(ダビド早苗、学名:Davidius nanus)は サナエトンボ科のトンボの一種で日本特産種。春にあらわれるサナエトンボの中では、比較的普通に見られる種。和名のダビドはフランス人の生物学者の名前に由来するもので、その功績に献呈された。
形態
成虫は体長42 - 49 mm程度でサナエトンボ科の中ではやや小型の部類に入る。胸部側面にはっきりとした黒い筋が2本入る。幼虫は幅広・扁平で典型的なサナエトンボ型の体型をしている。
生態
成虫は4月下旬頃から羽化が始まり、7月上旬頃まで見られる。羽化後は水域近くの林縁などで摂食活動を行う。未熟期は複眼が薄い緑色であるが、成熟するとこくのある緑色に変わる。
成熟個体は、小規模で水質のきれいな河川の上流域から中流域にかけて、流れの近くの葉の上などによく静止している。雄は流域の石の上などで縄張りを形成し、雌を見つけるとすぐに交尾する。産卵は雌が単独で、空中をホバリングしながら卵を落下させる方法で行われる。
幼虫は落ち葉や砂泥などに棲んで他の水生昆虫などを捕食し、成虫になるまでに2年を要する。
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未熟雌
関連項目
- ダビドサナエのページへのリンク