ダイアログの経験
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/27 05:41 UTC 版)
「ボームのダイアログ」の記事における「ダイアログの経験」の解説
ダイアログでは、ある人が何かを言ったとき、一般的に別の人はそのままの意味でその言葉を受け取らない。それらの意味は「類似」しているが同じではない。このために、前者は後者の返答から自分の言おうとしたことと他の人が受け取ったことの「違い」を知ることができる。このような違いについて見ることで、両者はお互いの視点に共通する新しい視点に到達する可能性が開かれるのである。 このようにダイアログでは、参加者は自身が既に持っている考えや知識を「共通のものにする」のではなく、むしろ参加者はお互いに協力して何かを「共通した所に」生み出すのである。言いかえれば、新しいものを一緒に生み出すのである。
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