セヴェリン・ゴシチンスキとは? わかりやすく解説

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セヴェリン・ゴシチンスキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/09 10:22 UTC 版)

セヴェリン・ゴシチンスキ[1][2](Seweryn Goszczyński ポーランド語発音: [sɛˈvɛrɨn ɡɔʂˈtʂɨɲsʲkʲi] セヴェルィン・ゴシュチンスキセヴェリン・ゴシュチンスキとも[3]; 1801年11月4日イッリンツィーにて生誕-1876年2月25日リヴィウにて没)はポーランドの社会活動家、革命家、作家、ポーランド・ロマン主義詩人である。愛国的な詩の作者として、またアンジェイ・トヴィアンスキ(Andrzej Towiański)のメシアニズム団体ポーランド語版の主要メンバーの1人として有名になった。今日においては特に詩的小説英語版『カニュフ城』[注 1] (Zamek kaniowski) とゴシック小説『荒城の王』[注 2](Król zamczyska) のために知られている。ゴシチンスキはアントニ・マルチェフスキ(Antoni Malczewski)やユゼフ・ボフダン・ザレスキ(Józef Bohdan Zaleski)と共にポーランド・ロマン主義「ウクライナ派」英語版の一角を担う。


注釈

  1. ^ この題名の日本語訳は 小川 (2011) による。
  2. ^ この題名の日本語訳は 小川 (2008) による。
  3. ^ a b c 少なくとも現代においては複数の階級が存在する oficer オフィツェル の中で最も低いものを podporucznik ポトポルチュニク というが、porucznik ポルチュニク はその上、kapitan カピタン はさらにその上の階級である[5]英語では porucznik は lieutenant、kapitan は captain と訳される[6]
  4. ^ 文字通りには〈より若い oficer〉を意味する。
  5. ^ 原文ではこの〈フレドロの〉にあたる箇所が Fredra とされている。Fredro を中性名詞と見做すのであれば正しい格変化であるが、このような姓の場合〈…の〉という意味を表す生格形は女性名詞に似た形式である Fredry としなければならない(類例: Kościuszko → Kościuszki)。彼は意図的にフレドロという姓の語形変化を誤った形で記したのである。
  6. ^ 『日記』の始まりの年である。作品の最初の断片は1834年に『ジェヴォニア』(Ziewonia) で公開され、最初の完全版は1853年にペテルスブルグで刊行された。

出典

  1. ^ 大嶋, かず路『カール・ホルタイの音楽劇《老いた将軍》―その実像と歴史的意味について―』三恵社、2009年、106頁https://books.google.co.jp/books?id=CuSPnEkozysC&newbks=1&newbks_redir=0&printsec=frontcover&pg=PA106&dq=%E3%82%B4%E3%82%B7%E3%83%81%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AD&hl=ja&redir_esc=y#v=onepage&q=%E3%82%B4%E3%82%B7%E3%83%81%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AD&f=false 
  2. ^ 小川万海子 (2011年8月1日). “『機』2011年8月号:ウクライナの発見――ポーランド文学・美術の19世紀”. 藤原書店. 2021年5月17日閲覧。
  3. ^ 小川, 美穂『ヤン・マテイコの主要な歴史画作品の主題をめぐって』〈東京外国語大学大学院地域文化研究科 博士前期課程 言語文化専攻 文学・文化学研究コース (個別研究系) 修士論文〉2008年、131頁http://www.forumpoland.org/ogawamiho2008.pdf 
  4. ^ Teki Dworzaczka
  5. ^ Elżbieta Sobol, ed (1994). “oficer; podporucznik; porucznik” (ポーランド語). Mały słownik języka polskiego (11 ed.). Warszawa: Wydawnictwo Naukowe PWN. ISBN 83-01-11052-X 
  6. ^ Tadeusz Piotrowski, ed (2003). Langenscheidt Pocket Dictionary: Polish. Langenscheidt 
  7. ^ Келина, С.Г. (1989) (ロシア語). Смертная казнь за и против〈死刑 - 賛成と反対〉. Рипол Классик. Москва: Юридическая литература. p. 78. ISBN 5-7260-0150-8, 978-5-7260-0150-0. "180. Гощинский, Северин, редактор газет – за участие в польском восстании 1830 года.〈180. ゴシチンスキ、セヴェリン、新聞編集者 - 1830年のポーランド蜂起への参加につき〉" 
  8. ^ cyt. za: Stanisław Makowski, Romantyzm.
  9. ^ za: Jarosław Marek Rymkiewicz, Aleksander Fredro jest w złym humorze〈アレクサンデル・フレドロは機嫌が悪い〉.
  10. ^ Tatry Kazimierza Przerwy-Tetmajera
  11. ^ Cieszkowski, Marek; Luboński, Paweł (2004). Gorce: przewodnik dla prawdziwego turysty. Pruszków: Oficyna Wydawnicza „Rewasz”. ISBN 83-89188-19-8 
  12. ^ Seweryn Goszczyński, Zamek kaniowski : powieść, wyd. 1828, https://polona.pl/item/zamek-kaniowski-powiesc,MTA5MzI5/2/#info:metadata 
  13. ^ Pobudka : poezye Seweryna Goszczyńskiego, wyd. 1831, https://polona.pl/item/pobudka-poezye-seweryna-goszczynskiego,NDA2MzM3OTU/6/#info:metadata 
  14. ^ Król zamczyska
  15. ^ Noc belwederska. Warszawa: W. Jakowicki. pp. 34. OCLC 447370258. http://www.pbc.rzeszow.pl/dlibra/docmetadata?id=675&from=&dirids=1&ver_id=677&lp=1&QI=!BD5F888A6BAEEFFCF6EE04E6CB7311F2-3 


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