セドナ (吹奏楽曲)とは? わかりやすく解説

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セドナ (吹奏楽曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/02 23:57 UTC 版)

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セドナSedona)は、スティーヴン・ライニキーが作曲した吹奏楽曲

概要

オハイオ州ケタリングの市民吹奏楽団(Kettering Civic Band)の創団40周年を記念して委嘱を受け、2000年に作曲された。アリゾナ州セドナの景観に着想を得て書かれた作品である。ライニキーの作品としては『ホープタウンの休日』(Hopetown Holiday)に続いて日本に紹介された作品であり、曲調の親しみやすさから、また演奏難度が高くないこともあって人気を博している。

楽曲

演奏時間は6分前後。吹奏楽における序曲の典型的な形式で書かれており、大きく急‐緩‐急の三部分からなるが、それぞれの部分に共通の主題が用いられて統一感を増している。

アレグロ・コン・ブリオ、変ホ長調、4/4拍子。主題をファンファーレ風に扱った序奏で始まる。シンコペーションの伴奏に乗ってクラリネットに快活な主題が提示され、これが繰り返されると、経過句を経て主題が拡大形で奏される。

トロンボーンのソロが短い経過句となり、中間部はアンダンテ・カンタービレ、ハ長調、3/4拍子となる。フルートのソロで主題が奏されるが、これは急速部の主題の変奏である。音楽がやや陰りを見せる部分を挟み、主題がトゥッティで奏されて中間部が終わる。

元のテンポに戻ると、クラリネットバスーン、フルートのソリによってカノン風に生き生きと主題が再現される。その後主題の拡大形が再現され、プレストにテンポを上げたコーダで力強く終わる。

参考文献

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