スロー・ラーナーとは? わかりやすく解説

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スロー・ラーナー(のろまな子)

作者トマス・ピンチョン

収載図書スロー・ラーナー
出版社筑摩書房
刊行年月1994.12
シリーズ名ちくま文庫


スロー・ラーナー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/05/25 13:26 UTC 版)

スロー・ラーナー』(Slow Learner)は、アメリカ小説家トマス・ピンチョンの初期の作品を集めた短編小説集。1984年発表。

重力の虹』(1973年)以降、10年以上新作のなかったピンチョンが、自己の思い出と作品批評を交えた序文を付して、20代で書いた5つの作品をまとめ上げたもの。「Slow Learner」とはいわゆる「学びの遅い子」の意味であるが、事実ピンチョンは収録された作品群に対して(ユーモラスなパフォーマンスながら)厳しい評価を下している。

収録作品

  • 小雨 (The Small Rain)
  • 低地 (Low-Lands)
  • エントロピー (Entropy)
    『現代アメリカ短編選集第3』(白水社、1970年→新装版:『アメリカ幻想小説傑作集』白水Uブックス、1985年)にも本編が収録されている(井上謙治訳)。
  • 秘密裡に (Under the Rose)
    後に書き直され、「V.」の第3章となっている。
  • 秘密のインテグレーション (The Secret Integration)

(日本語題名は志村正雄訳による)

ピンチョンの初期作品としては、他にコーネル大学時代に同大学の文芸誌「エポック」(Epoch)に掲載された短編「Mortality and Mercy in Vienna」が存在するが、本短編集には収録されていない。この作品は、日本では『競売ナンバー49の叫び』に「殺すも生かすもウィーンでは」という日本語題名で収録されている(志村正雄訳、サンリオ文庫筑摩書房ちくま文庫)。

日本語訳




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