コスモス7号とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > コスモス7号の意味・解説 

コスモス7号

(スプートニク17号 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 14:47 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
コスモス7号
任務種別 偵察
ハーバード命名 1962 Alpha Iota 1
COSPAR ID 1962-033A
特性
宇宙機種別 ゼニット2
製造者 OKB-1
打ち上げ時重量 4610 kg
任務開始
打ち上げ日 1962年7月28日09:18:31(UTC)
ロケット ボストーク-2
打上げ場所 バイコヌール宇宙基地ガガーリン発射台
任務終了
着陸日 1962年8月1日
軌道特性
参照座標 地球周回軌道
体制 低軌道
近点高度 197 km
遠点高度 356 km
傾斜角 64.9°
軌道周期 90分

コスモス7号(Kosmos 7、ロシア語:Космос 7)またはZenit-2 No.4は、1962年に打ち上げられたソビエト連邦偵察衛星である。西側ではスプートニク17号(Sputnik 17)とも呼ばれる。7機目のコスモス衛星であり、ソビエト連邦の偵察衛星の打上げ成功は2度目であった[1]。また、ボストーク-2の打上げに2度目の挑戦で初めて成功した。同様にゼニット2を搭載していたボストーク-2の最初の打上げは、打上げ数秒後にエンジンが不調を起こし、発射台から300m以内に墜落して爆発した。

打上げには、ボストーク2のs/n T15000-07が用いられた[2]。1962年7月28日09:18:31(UTC)にバイコヌール宇宙基地ガガーリン発射台から打ち上げられた[3]

近地点197 km、遠地点356 km、軌道傾斜角64.9°、軌道周期90分の低軌道に乗せられた[1]。4日間のミッションで、8月1日に軌道離脱し、パラシュートで着陸した[4]

コスモス4号は、かつて有人宇宙飛行に用いられたボストーク宇宙船に由来するゼニット2偵察衛星である[1]。ゼニット2としては、コスモス4号に続く2機目である。次のゼニット2は、コスモス9号となった[1]。コスモス7号は、地域測量ペイロードを積んでいた。偵察に加え、放射線の研究にも用いられた。

関連項目

出典

  1. ^ a b c d Wade, Mark. “Zenit-2”. Encyclopedia Astronautica. 2012年4月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年5月23日閲覧。
  2. ^ McDowell, Jonathan. “Launch Log”. Jonathan's Space Page. 2009年5月23日閲覧。
  3. ^ Wade, Mark. “Soyuz”. Encyclopedia Astronautica. 2010年1月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年5月23日閲覧。
  4. ^ McDowell, Jonathan. “Satellite Catalog”. Jonathan's Space Page. 2009年5月23日閲覧。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「コスモス7号」の関連用語

コスモス7号のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



コスモス7号のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのコスモス7号 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS