スチコロンケ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/09 13:43 UTC 版)
スチコロンケ(Sticholonche zanclea)は1属1種の変わった原生生物で、大洋の100-500 mの深さで見付かるプランクトンである。伝統的には特殊な太陽虫だと考えられ単独でTaxopodida目に置かれる。しかし特殊な放散虫として分類する考えもあり、分子系統解析もアカンタリア類に近縁としてこちらを支持している。 スチコロンケは非常に幅があるものの普通は200 μmほどの大きさで、左右相称で正面がやや平らに広がっている。軸足は明瞭な列を作っており、6列は背側の溝にあって固定していて、それ以外の列は動く。これらは捕食のためというより基本的には浮力を得るために使っている。真の放散虫のような中心嚢はないが、14群からなる突き出た骨片(spine)と多数の針状附属物(spicule)がある。 (この節 from en:Sticholonche (10:59, 16 February 2006 UTC) by Josh Grosse)
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