スコットランドのシャイア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 02:46 UTC 版)
「シャイア」の記事における「スコットランドのシャイア」の解説
スコットランドにはカウンティでないシャイアが少なくない。キンロスシャー (Kinross-shire) およびクラックマナンシャー (Clackmannanshire) はおそらくそうしたディストリクトの生き残りであろう。スコットランドでは「シャイア・カウンティ」という語は使われておらず、シェリフ職やカウンティを指す「シャイア」の用法は断続的であり、おおむね19世紀以降に見られる。これはある種のアングロ化 (anglification) ないし類推 (analogy) の一例だろう。伝統的な名称は、特に困難がない限り「シャイア」という語尾を付けずに使われる。 アバディーンシャー (Aberdeenshire) アイルシャー (Ayrshire) バンフシャー (Banffshire) バーウィックシャー (Berwickshire) クラックマナンシャー (Clackmannanshire) クロマーティシャー (Cromartyshire) ダンフリースシャー (Dumfriesshire) ドゥンバートンシャー (Dunbartonshire) インヴァネスシャー (Inverness-shire) キンカーデインシャー (Kincardineshire) キンロスシャー (Kinross-shire) カーカドブライトシャー (Kirkcudbrightshire) ラナークシャー (Lanarkshire) モレイシャー (Morayshire) ナイレンシャー (Nairnshire) ピーブレスシャー (Peeblesshire) パースシャー (Perthshire) レンフルーシャー (Renfrewshire) ロスシャー (Ross-shire) ロクスバーグシャー (Roxburghshire) セルカークシャー (Selkirkshire) スターリングシャー (Stirlingshire) ウィトゥンシャー (Wigtownshire) スコットランドの4州は語尾がシャイアの別名を持つ。 アンガス(フォーファーシャー (Forfarshire)) イースト・ロージアン(ハディントンシャー (Haddingtonshire)) ミッドロージアン(エディンバラシャー (Edinburghshire)) ウェスト・ロージアン(リンリスゴウシャー (Linlithgowshire)) サザランドは、サザランドという町がないにもかかわらず、今でもサザランドシャーと呼ばれることがある。同様に、アーギルシャイア (Argyllshire)、ビュートシャー (Buteshire)、ケイスネスシャー (Caithness-shire)、ファイフシャー (Fifeshire) などもまれに見られる。また、モレイシャーはかつてはエルギンシャーといわれていた。
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