スカイガード
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スカイガード(英語: Skyguard)は、低空飛行および3,000メートルまでの低中高度の航空機に対処するための全天候型防空システムの射撃統制システム[1]。最大有効範囲は4,000メートルとされている。このシステムは、空域監視、目標捕捉、偏差量の計算、そして2門のエリコン35mm対空機関砲の管制を担当する。スカイガードは4名によって運用される。
スカイガードはコントラヴェス スーパーフレーダーマウス射撃統合システムの後継として、コントラヴェスによって開発された。このシステムは1960年代初頭にスイス軍に導入された。新しいスカイガード・システムは1995年および2010年に近代化改修を受けて、引き続き運用されている。スカイガードのレーダー・システムは、ドイツ空軍でも低高度空域での最低飛行高度の遵守を監視するために使用されていた。油圧式のアンテナ立ち上げおよび水平調整システムのおかげで、展開後すぐに使用することができる。
このレーダー装置には索敵レーダーと火器管制レーダーの2つのデータパスが備えられている。 レーダーに加えて、スカイガードのもっとも重要な特徴は焦点距離645mmまでの目標追尾カメラとレーザー測距儀である。
派生型
VELOS

VELOSは、ギリシャ空軍が1982年より導入したスカイガードシステムであり、以下の編成で運用される[2]
- スーパー・ジラフ早期警戒レーダー×1機(捜索距離40km)
- スカイガード目標捕捉・射撃統制システム×2機(捜索距離20km)
- エリコン GDF 35mm2連装機関砲×4基
- RIM-7Mシースパロー 4連装発射機×4基
TOLEDO
Toledo は、ナバンティア製のSkydor射撃管制システムと、アスピーデ・ミサイル発射装置を搭載したスカイガード防空システムである。
運用国
脚注
出典
外部リンク
- Skyguard beim Österreichischen Bundesheer オーストリア軍のスカイガードのページ
- Skyguard bei Rheinmetall (Hersteller) ラインメタル(メーカー)のスカイガードのページ
- Skyguard bei airpower.at mit zahlreichen Fotos 多数の写真が掲載されている airpower.at のスカイガードのページ
スカイガード
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「アスピーデ (ミサイル)」の記事における「スカイガード」の解説
エリコン(ラインメタル)製35mm機関砲防空システムであるが、アスピーデ発射機を追加可能である。同様にスカイシールド・システムにも追加可能とされる。
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