コルディア・ドデカンドラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/17 15:17 UTC 版)
コルディア・ドデカンドラ(Cordia dodecandra A.DC.)とはムラサキ科カキバチシャノキ属の落葉性高木の一種である。分布域はメキシコなどの中南米で(参照: #分布)、果実は食用となり、ざらざらした葉はユカタン半島のマヤ系先住民により掃除道具として使用されてきた。また、コルディア・ドデカンドラから得られる木材はジリコテ[2][3](ziricote)として国際的に流通している(参照: #利用)。
注釈
- ^ 単にウォルナットと言った場合、クルミ科クルミ属のユグランス・ニグラ(Juglans nigra)から得られるブラックウォルナットのことを指す[9][10]。
- ^ 出典の Sterling (2014) では gourd と表されているが、マヤ語族の一つであるツォツィル語では (half) gourd と英訳される単語として boch があり、これは植物名としてはノウゼンカズラ科のフクベノキ(学名: Crescentia cujete; 英: calabash tree)[15] というヒョウタン(ウリ科)とは生物学的に全く異なるものを指す。したがって、マヤ文化圏に関する英語文献において gourd と記されていたとしても、それがヒョウタン製の容器である保証は無い。
出典
- ^ a b Machuca Machuca, K., Martínez Salas, E. & Samain, M.-S. 2022. Cordia dodecandra. The IUCN Red List of Threatened Species 2022: e.T32481A67738349. doi:10.2305/IUCN.UK.2022-1.RLTS.T32481A67738349.en. Accessed on 15 January 2023.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n ウォーカー (2006:77).
- ^ a b c d e f g 河村・西川 (2014:154).
- ^ a b c d e f g h i j k l m Sterling (2014).
- ^ Mapes & Basurto (2016).
- ^ a b c d e f g h i j k l Chávez Quiñones (2010).
- ^ a b c d e f g h i j k l m Rojas Lara (2008:189).
- ^ a b c d e f Kunow (2003).
- ^ 河村・西川 (2014:191).
- ^ ウォーカー (2006:115).
- ^ 河村・西川 (2014:40,154).
- ^ a b 河村・西川 (2014:6,154).
- ^ a b Breedlove & Laughlin (2000:198).
- ^ a b Laughlin (1975:248).
- ^ Laughlin (1975:84).
- ^ Quattrocchi (2012).
- ^ a b c Rojas Lara (2008:188).
- ^ Austin (2004:239).
- 1 コルディア・ドデカンドラとは
- 2 コルディア・ドデカンドラの概要
- 3 特徴
- 4 利用
- 5 諸言語における呼称
- 6 脚注
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