ジョン・ブラウン (スコットランドの肖像画家)とは? わかりやすく解説

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ジョン・ブラウン (スコットランドの肖像画家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/19 01:29 UTC 版)

ジョン・ブラウン
John Brown
ジョン・ブラウンの版画作品
生誕 1752年ころ
エディンバラ
死没 1787年9月5日
リース(エディンバラ)
ジョン・ブラウン作「The Geographers」

ジョン・ブラウン(John Brown、1752年ころ – 1787年9月5日)は、スコットランド画家

経歴

ジョン・ブラウンは、1752年ころにスコットランドエディンバラに、時計職人英語版の子として生まれた。教育は、エディンバラのトラスティーズ・アカデミー(the Trustees’ Academy:後のエディンバラ芸術大学英語版)に学んだ[1]1769年ころ、ブラウンはローマへ赴き、アレクサンダー・ランチマン英語版に師事した。

ブラウンは、その後11年間にわたってローマに滞在した。ウィリアム・タウンリー ( William Townley) やサー初代準男爵ウィリアム・ヤング英語版などスコットランド人パトロンたちのために、ブラウンはイタリア本土やシチリアで、古代建築物の廃墟をスケッチしたり[1]ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ(王立芸術院)へ素描作品を送ったりしていた。

ブラウンは、小さな画面の作品を描き、鉛筆やペンを好み、水墨画のようにインクを使って筆で描くことも好んだ。ブラウンの素描作品の中で、特筆されるものとしては、多数の風俗画があり、例えば1775年ころから1780年にかけて制作された『Two Men in Conversation』(ロンドンコートールド美術研究所蔵)には、親交のあったヨハン・ハインリヒ・フュースリーの影響が見受けられる[1]

1780年に、ブラウンはスコットランドに戻り、以降の数年間を、有力者たちの肖像画を書いて過ごしたが、その中には、スコットランド好古協会 (the Society of Scottish Antiquaries) のメンバー25人を描いたものもある。

1786年から1887年にかけてはロンドンに定住し、ミニチュアの肖像画などを展示していた。最後には、健康を害してスコットランドへ戻り、1787年リース英語版で没した。

脚注

  1. ^ a b c "Brown, John (ii)", Oxford Art Online

参考文献

この記事は1886年から1889年にかけて出版された現在パブリックドメインである、マイケル・ブライアンが著し、ロバート・エドムンド・グレーブスとサー・ウォルター・アームストロングが編集したBryan's Dictionary of Painters and Engraversにある項目「BROWN, John」の本文を含む。


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