ジェームズ・ボワーバンクとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ジェームズ・ボワーバンクの意味・解説 

ジェームズ・ボワーバンク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/28 13:10 UTC 版)

James Scott Bowerbank

ジェームズ・スコット・ボワーバンク(James Scott Bowerbank FRS 、1797年7月14日 - 1877年3月8日)は、イギリス博物学者古生物学者である。

生涯

ロンドンのBishopsgateに生まれた。父親の醸造所で兄弟とともに働いた。天文学植物学などの博物学に興味をもち、顕微鏡を使って、熱心な観察を行い、貝類サンゴ、モス・アゲート(苔メノウ)、燧石などの研究を行った。化石のコレクションを作り上げ、ロンドン・クレーの地質の中の生物の痕跡に強い関心を持ち、1836年頃、『始新世の軟体動物』("The Eocene Mollusca")の著者のフレデリック・E・エドワーズ(Frederick E. Edwards)らの6人のメンバーとロンドン・クレー・クラブを設立した。1840年に『ロンドン・クレー中の果実・種子化石の歴史』("A History of the Fossil Fruits and Seeds of the London Clay")を著した。2年後に王立協会フェローに選ばれた。

1847年にイギリスの化石の記載と出版を行う学会の設立を提案し、これは英国記載古生物学会(Palaeontographical Society)のもとになった。1844年から1864年の間、自分の邸で、毎週月曜日の夜、彼の収集物や顕微鏡を学生のために公開した。海綿類に興味を持つようになり、4巻の『イギリスの海綿類の研究』("A Monograph of the British Spongiadae")を執筆した。

Bowerb.は、植物の学名命名者を示す場合にジェームズ・ボワーバンクを示すのに使われる。命名者略記を閲覧する/IPNIAuthor Detailsを検索する。)

参考文献

  • Chisholm, Hugh, ed. (1911). "Bowerbank, James Scott". Encyclopædia Britannica 4 (11th ed.). Cambridge University Press. p. 343.



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ジェームズ・ボワーバンク」の関連用語

1
4% |||||

ジェームズ・ボワーバンクのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ジェームズ・ボワーバンクのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのジェームズ・ボワーバンク (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS