ジェームズ・ホームズとは? わかりやすく解説

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ジェームズ・ホームズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/19 00:41 UTC 版)

ジェームズ・ホームズ
James Holmes
ジェームズ・ホームズによる風俗画
生誕 1777年
ロンドン
死没 1860年2月24日
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ジェームズ・ホームズ(James Holmes RBA, 1777年 - 1860年2月24日)は、イギリス画家である。風景画やミニアチュールの肖像画を描いた。1830年から1年間、英国王立美術家協会の会長も務めた。

略歴

セントラル・ロンドンのクラーケンウェル(Clerkenwell)の宝石商の息子に生まれた[1]。版画家のロバート・ミッチェル・ミドーズ(Robert Mitchell Meadows: 1763–1812)の弟子になった[2]。1796年からロイヤル・アカデミー・オブ・アーツの美術学校で学び始めた。1798年からアカデミーの展覧会に出展を始めた。版画家としても1800年に画家のジョン・ハズリット(John Hazlitt: 1767-1837)の原画にもとずく肖像版画をスティップル・エングレーヴィングの技法で制作している。フルート奏者としても才能に優れ、音楽家のヴィンセント・ノヴェロ(Vincent Novello)からは音楽の道に進むことを勧められた[3]

1798年から1849年の間にロイヤル・アカデミーでミニアチュールなど21点の作品を出展した[4]。水彩画を主に描くようになり、1813年に水彩画家協会(Society of Painters in Water Colours)の会員になり、1920年までその展覧会に出展したが、1822年に協会を退会した。1824年に英国芸術家協会の創立会員になり、1850年まで主にミニアチュールを出展した。1829年に協会の会長に選ばれ、1年間その職を務めた。ミニアチュールでの肖像画家として成功を収めた。ホームズがミニアチュール肖像画を制作した人物には詩人のバイロンや、国王ジョージ4世がいて、ジョージ4世とはともに音楽を演奏するほど親しくなった。ホームズの作品のいくつかは版画にされて出版された。

引退してシュロップシャーで過ごした[5]

作品

参考文献

  1. ^ Holmes, James, the Elder (McKechnie Section 2) @ Profiles of the Past
  2. ^ Story, Alfred Thomas (1894). “apprenticeship of James Holmes”. James Holmes and John Varley. Bentley. p. 7. https://archive.org/details/jamesholmesjohnv00storuoft 
  3. ^ Story, Alfred Thomas (1894). “Holmes and Novello”. James Holmes and John Varley. Bentley. p. 10. https://archive.org/details/jamesholmesjohnv00storuoft 
  4. ^ Graves, Algernon (1906). “Holmes, James”. The Royal Academy of Arts. A Complete Dictionary of Contributors and their work from its foundation in 1769 to 1904. IV Harral to Lawranson. London: Henry Graves & Co and George Bell & Sons. p. 139. http://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=uc2.ark:/13960/t01z4gd9s;view=1up;seq=149 
  5. ^ "Holmes, James" . Dictionary of National Biography (英語). London: Smith, Elder & Co. 1885–1900.



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