ジェームズシンプソン (イギリス土木学会会長)とは? わかりやすく解説

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ジェームズ・シンプソン (イギリス土木学会会長)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/19 03:28 UTC 版)

ジェームズ・シンプソン
James Simpson
生誕 1799年
死没 1869年
国籍 イギリス
業績
専門分野 シビルエンジニア(土木技術者)
所属機関 イギリス土木学会会長
王立協会フェロー
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ジェームズ・シンプソン(James Simpson、1799年1869年)は、イギリスシビルエンジニア(土木技術者)1853年12月から1855年12月までイギリス土木学会 (ICE) の会長英語版を務めた[1]

人物

ジェームズ・シンプソンは、チェルシー水道会社英語版の技術者であった父トマス・シンプソン英語版の四男であった。ジェームズは、父からチェルシー水道会社における職と、ランベス水道会社英語版の技術者の職の両方を継承した。チェルシー水道会社が、テムズ川から取水した水を浄化するためにイギリスで初めて緩速濾過方式を導入したのは、シンプソンが主導したことであった[2]。この濾過装置は、隙間のある煉瓦層の上に、砂礫層を載せ、水から固形物を除去するものであった[3]

シンプソンは、ウィンザー城ブリストルの水道施設を設計し、サウスエンド=オン=シー木製埠頭英語版の設計にもあたった[4]。シンプソンは、蒸気機関ポンプを製造するシンプソン社英語版を設立した。シンプソンは、これらの機械の設計にも様々な改善を施した[5]

脚注

  1. ^ Watson, Garth (1988). The Civils. London: Thomas Telford Ltd. p. 251. ISBN 0-7277-0392-7 
  2. ^ Brief History of the Chelsea Waterworks accessed on December 1, 2007
  3. ^ Hendricks, David (2005). Water Treatment Unit Processes: Physical and Chemical. CRC Press, p665. ISBN 0-8247-0695-1.
  4. ^ The Great Sheffield Flood
  5. ^ Roberts, Gwilym (2006年1月1日). Chelsea to Cairo-- 'Taylor-made' Water Through Eleven Reigns and in Six Continents: A History of John Taylor & Sons and Their Predecessors. Thomas Telford. p. 134. ISBN 978-0-7277-3411-2. https://books.google.co.jp/books?id=qQhhuSvu4DwC&pg=SA7-PA2&redir_esc=y&hl=ja 
非営利団体
先代
James Meadows Rendel
イギリス土木学会会長
1853年12月 – 1855年12月
次代
ロバート・スチーブンソン



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