ジェイアールバス関東高速バス統括本部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/09 05:45 UTC 版)
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| ジェイアールバス関東高速バス統括本部 | |||||
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高速バス統括本部が入居するジェイアールバス関東本社屋
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| 所在地 | 〒135-0043 東京都江東区塩浜二丁目18番13号 |
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| 設立 | 2025年 | ||||
| 所有者 | ジェイアールバス関東 | ||||
| 傘下組織・車庫 | 東京ベース 鹿嶋ベース 新城ベース |
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| 登録番号 | 江東ナンバー・水戸ナンバー | ||||
| 運行担当区域 | 東京都・茨城県・愛知県・福島県・宮城県 | ||||
| 最寄停留所 | 東京地下鉄総合運動場、新東京郵便局、東陽橋南(都営バス) | ||||
| 外部リンク | 高速バス統括本部|ジェイアールバス関東 | ||||
| 座標 | 北緯35度39分45秒 東経139度49分02秒 / 北緯35.662511度 東経139.8172098度座標: 北緯35度39分45秒 東経139度49分02秒 / 北緯35.662511度 東経139.8172098度 | ||||
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ジェイアールバス関東高速バス統括本部(こうそくばすとうかつほんぶ)は2025年10月1日に設置されたジェイアールバス関東の事業所である。 高速バス専業事業所である東京支店(旧・ジェイアールバステック東京バス管理所含む)・鹿嶋支店・新城支店を統合して発足した[1]
概要
これまでJRバス関東社内において高速バスを運行する際、複数の営業所の乗務員が同一の路線の乗務を担当しており、指示系統が複雑化していたことに加え、近年のドライバー不足や労務時間問題の影響もあり、渋滞や運行トラブルによる遅延の影響が、別の営業所の路線にまで波及するなどの様々な問題が生じるため[要出典]、基幹事業である高速バス事業を専門チームによる管理運営とすることで、指示系統の一本化を図るなど業務の効率化や管理体制の強化を図る目的で[2]、 同一所在地にある本社と東京支店を統合し、同時に高速バス事業専業事業所であった、「東京支店」・「鹿嶋支店」・「新城支店」の3支店を統合し[要出典]、2025年10月1日に設立された。また、今回の統合に先立って、子会社である「JRバステック」の高速バス事業は2025年7月1日に東京支店に移管されており[3]、高速バス統括本部設立時には既に高速バス事業から撤退済みである[4]。なお、2025年8月1日から9月30日の期間中、本社経営企画部内に「高速バス統括本部設立準備室」が設置されていた。 運行管理は高速バス統括本部内の運行指令センターが全て担当し、事務作業も全て東京の高速バス統括本部が担当し、ベース(旧支店)には乗務員のみが配備される形態となっている。 2025年12月にはいわき支店と日立宿泊所、2026年2月には水戸支店が統合される予定となっている[1][2]。 なお、高速バスと一般乗合バス、もしくは一般乗合バスのみを担当する支店・営業所については、2025年10月以降も従来通りとなる。
所在地
- 本部・東京ベース
- 東京都江東区塩浜二丁目18-13 ジェイアールバス関東本社内
→詳細は「ジェイアールバス関東東京支店」を参照
- 鹿嶋ベース
- 茨城県鹿嶋市宮下四丁目7番9号
→詳細は「ジェイアールバス関東鹿嶋支店」を参照
- 新城ベース
- 愛知県新城市八束穂字清水ヶ入146-8
→詳細は「ジェイアールバス関東新城支店」を参照
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鹿嶋支店
本部構成
沿革
- 2025年(令和7年)
- 7月1日 - 『旧・東京支店』が『JRバステック』から高速バス事業を譲受し、『JRバステック東京バス管理所』が閉鎖される[4]。
- 10月1日 - 『東京支店』・『鹿嶋支店』・『新城支店』を統合し『高速バス統括本部』を開設し、3支店を閉鎖。
現行路線
JRバス関東高速バス統括本部担当区間のみ記載。(※…は乗降や開放休憩は行なわず、乗務員交代のみの立ち寄り箇所)
乗務区間
昼行高速バス
- 東海道昼特急号 (グラン昼特急号・青春昼特急号)〔西日本ジェイアールバス〕
- 東名ハイウェイバス 〔ジェイアール東海バス〕
- 新宿 - 静岡線 〔ジェイアール東海バス・京王バス・しずてつジャストライン〕
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- バスタ新宿 - 新静岡駅・静岡駅
- かしま号 〔関東鉄道・京成バス〕
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- 東京駅 - 水郷潮来・アートホテル鹿島セントラル・鹿島神宮駅・メルカリスタジアム
- 直行かしまサッカー号 〔関東鉄道・京成バス・京成バス千葉ウエスト〕
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- 直行:東京駅 - メルカリスタジアム
- 房総なのはな号 〔日東交通〕
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- 東京駅 - 館山駅
- 東京・河口湖号 〔富士急バス・フジエクスプレス〕
- 御殿場プレミアム・アウトレット号
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- 東京駅 / バスタ新宿 - 御殿場プレミアム・アウトレット
- 新宿・TDR号(新宿ファンタジア号) 〔京成バス〕
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- バスタ新宿 - 東京ディズニーランド・東京ディズニーシー
- エアポートバス東京・成田 〔平和交通・あすか交通・西岬観光・京成バス・京成バス千葉セントラル・京成バス千葉イースト〕
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- 東雲・銀座・東京駅 - 成田空港
- ムーミンバレーパーク直行号
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- 直行:東京駅 - ムーミンバレーパーク
- マイタウン・ダイレクトバス 〔京成バス・京成バス千葉ウエスト〕
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- 東京駅八重洲南口 - 富岡三丁目 - 高洲四丁目 - 高洲七丁目 - 潮音の街北 - 海園の街 - 明海四丁目 - シンボルロード・パークシティ - ベイモール - ベイパーク - アールフォーラム - 日の出七丁目
- 東京駅 → 東京ディズニーランド・東京ディズニーシー
- 仙台・新宿号〔ジェイアールバス東北《業務受託》〕
夜行高速バス
- ドリーム号(ドリームルリエ号・グランドリーム号・青春エコドリーム号)〔西日本ジェイアールバス・西日本ジェイアールバスサービス〕
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- 東京駅・バスタ新宿 - ※ 新城[5]
- ファンタジアなごや号 〔ジェイアール東海バス・京成バス〕
- スサノオ号 〔JRバス中国《業務受託》〕
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- 東京駅 - ※ 新城[5]
- ドリーム仙台・東京号 〔ジェイアールバス東北《業務受託》〕
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- 東京駅 - 長町駅・仙台駅
一般路線バス
- 東京駅〜東京港フェリーターミナル線
- JR竹芝 水素シャトルバス(JR東日本《業務受託》)
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- 東京駅丸の内南口(ステーションホテル前) → ウォーターズ竹芝(メズム東京、オートグラフ コレクション前) → 日の出ふ頭 → 高輪ゲートウェイ駅(THE LINKPILLAR1 1階交通広場の3番バス停) → (東京タワー(駐車場内)) → 東京駅丸の内南口(ステーションホテル前)
車両のみ運用路線
- 上州ゆめぐり号、東京ゆめぐり号:長野原支店が乗務。
- 佐久・小諸号:小諸支店が乗務。
- ドリームなごや号:伊那支店が乗務。
- 夢街道会津号、東京会津号:白河支店が乗務。
車両
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この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 (2025年11月)
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2025年10月1日現在、所属車両は高速バスはハイデッカー車とダブルデッカー車の2タイプが存在し、4列シート車と3列独立シート車が存在する。更に「ドリームルリエ」専用車は2列独立シートである「プレミアムシート」と3列独立シートである「クレイドルシート」の混成車も存在する。 ハイデッカー車は日野・セレガ・いすゞ・ガーラ・三菱ふそう・エアロエースの3車種、ダブルデッカー車はスカニア製アストロメガが配置されている。全車トイレ付きで、一部はパウダールーム仕様となっており、「グランドリーム」仕様のハイデッカー車は床下トイレタイプとなっている。 4列シート車は、ハイデッカー車は40席車と44席車、ダブルデッカー車は2階席が48席、1階席が10席の58席車があり、「グランドリーム」仕様車はハイデッカー車は28席、ダブルデッカー車は2階席が3列独立シート29席、1階席が4列シート10席の39席車が存在する。 「ドリームルリエ」専用車と「グランドリーム」仕様車の座席には住江工業製のクレイドルシートが搭載されている。「ムーミンバレーパーク直行号」に使用される専用車は、ムーミンに登場するキャラクターが描かれたオリジナルラッピングバスで、運行中は車内で、アニメ「ムーミン谷のなかまたち」を放映するという運用の特性上、新たに動画視聴用のモニターを増設し、乗務員が運転席からDVDプレイヤーを操作できる様にするなどの改造が施されている[9]。B.B.BASE仕様車は床下トランクルームにサイクルラックが設置されており、自転車を折り畳まずに積み込む事ができる様になっている。 また、東京ベースには小諸支店所属ながら車庫スペースの関係で東京駐在として江東ナンバーを付けた日野・セレガも存在するが、この車両は車内広告や方向幕などが上信越仕様になっており、小諸支店や長野原支店の車両と共通運用になっている為、高速バス統括本部の路線に割り当てられる事は無い。 2025年10月1日よりJRバス関東で運行中の「仙台・新宿1号/10号」はJRバス東北から3列独立シート車(28席)をリースし、社名のみを貼り替え運用している。その他にもJR東日本が所有している2台のトヨタ・SORAの運行管理業務を受託している。他にも東陽町駅や潮見駅と東京ベースを結ぶ従業員送迎用のマイクロバスを所有しているが、こちらは自家用登録の上、乗務はJRバステック東京事業所が担当している[10]。
- 3列シート車両
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ドリームルリエ号専用車
H677-11401 -
グランドリーム号
ダブルデッカータイプ
D670-20502 -
グランドリーム号
ハイデッカータイプ
H677-14422 -
JRバス東北からリースされ「仙台・新宿号」を担当するH677-15404
- 4列シート車両
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ハイデッカー4列パウダールーム仕様車H657-16403(小諸支店東京駐在車両)
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JRバステックカラーの4列シート車 H657-17426(元BT1701)
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ハイデッカー4列シート44席車 H657-12409
- 貸切バス車両
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トランクにサイクルラックが設置されているB.B.BASE専用車 H657-18411
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ムーミンバレーパーク直行号専用車
H657-18412
脚注
- ^ a b c d e f 「ジェイアールバス関東 高速バス運行の一元管理拠点「高速バス統括本部」を発足」『交通新聞』交通新聞社、2025年10月20日。2025年10月22日閲覧。
- ^ a b “SuperHighway No.24「高速バス統括本部の設置及び体制、関係規程の改正について」提案される!” (PDF). JR東労組バス関東本部 (2025年8月27日). 2025年9月21日閲覧。
- ^ JRバス関東 [@jrb_kanto] (30 June 2025). “2025年6月30日をもって、当社のグループ会社であるジェイアールバステック(株)による高速バス運行が終了します。2005年の東名ハイウェイバス運行開始から、約20年の旅も本日で一区切りです。高速バスの運行はJRバス関東が引き続き担ってまいりますので、変わらぬご愛顧のほどお願い申し上げます。”. X(旧Twitter)より2025年10月26日閲覧.
- ^ a b 『バス事業の全面移管について』(HTML)(プレスリリース)ジェイアールバステック株式会社、2025年6月17日。オリジナルの2025年6月17日時点におけるアーカイブ。2025年10月20日閲覧。
- ^ a b c 夜行バスの乗り継ぎは「道の駅もっくる新城」ではなく、隣接する「愛知県防災基地」にて行われる。
- ^ JRバス関東 [@jrb_kanto]「JRバスでは12月20日より新規路線「東京駅〜東京ビッグサイト・東京港フェリーターミナル線」の運行を開始しました。年末の #コミケ もぜひ東京駅八重洲南口から、トイレ、WiFi、コンセントつきの快適なJRバスをご利用ください〓」2021年12月25日。X(旧Twitter)より2025年10月19日閲覧。
- ^ 阿部祥太郎「JRバス関東、東京駅~東京港フェリーターミナル線を大幅減便」『Traicy』トライシージャパン、2023年12月10日。2025年10月19日閲覧。
- ^ 「東京駅や東京ビッグサイトを結ぶJRバス関東の「東京港フェリーターミナル線」、8月に大幅減便 イベント時臨時便もなし」『ねとらぼ』2024年7月1日。2025年10月19日閲覧。
- ^ ムーミンバレーパーク・メッツァビレッジ (2021年4月8日). “【公式】ムーミンバレーパークのラッピングバスが初登場!東京駅とムーミンバレーパークを結ぶ高速路線バスが運行を開始!”. metsa(メッツァ). 2025年10月17日閲覧。
- ^ “ジェイアールバステック会社案内” (PDF). ジェイアールバステック株式会社. p. 11. 2025年10月20日閲覧。
- ジェイアールバス関東高速バス統括本部のページへのリンク