シンドローム復号とは? わかりやすく解説

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復号手法

(シンドローム復号 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/24 02:34 UTC 版)

復号手法(ふくごうしゅほう、: Decoding methods)は、符号理論における復号の手法であり、受信したメッセージを所定の符号符号語の並びに変換する手法である。本項目では、主な復号手法を解説する。これらの手法は2元対称通信路などの通信路上を転送されるメッセージの復号に使われる。




「復号手法」の続きの解説一覧

シンドローム復号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/25 07:36 UTC 版)

線型符号」の記事における「シンドローム復号」の解説

(n, k) 線型符号を C 、 そのパリティ検査行列を H とする。受信語 y ∈ Fn に対して yHt をシンドロームという。剰余空間 Fn/C の完全代表系 {v1, …, vqn − k} は各 vi剰余類 vi + C のなかで最小重みをもつとき、コセット・リーダという。このとき受信語 y ∈ Fn は yHt = vHt となるコセット・リーダ v をとると、符号語 y − v ∈ C に復号される。これをシンドローム復号という。

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シンドローム復号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/12/24 09:52 UTC 版)

復号手法」の記事における「シンドローム復号」の解説

シンドローム復号(Syndrome Decoding)は、ノイズのある(誤り発生する通信路での線型符号高効率復号手法である。シンドローム復号は基本的には「最小距離復号」だが、小さな参照テーブルを使う。参照テーブル符号線型性利用して小さくできる。 長さ最小ハミング距離線型符号パリティチェック行列を とする。すると、 は明らかに までの通信路発生した誤り訂正できる( 個以下の誤りであれば最小距離復号問題なく復号可能である)。 符号語送られ誤りパターン発生したとする。すると受信されるメッセージは となる。通常の最小距離復号では、ベクトル大きさテーブル上で検索し、最もよく一致するものを選ぶ。すなわち、全ての について となるので、この方法で常に一意復号得られる(ただし、正確と限らない)。これは、パリティチェック行列双対符号生成行列になっているためであり、その階数フルである(正方行列)。

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