ザ・ソング・オブ・シンギングとは? わかりやすく解説

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ザ・ソング・オブ・シンギング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/09 19:19 UTC 版)

ザ・ソング・オブ・シンギング
チック・コリアスタジオ・アルバム
リリース
録音 1970年4月7日(#1, #4, #6)、4月8日(#2, #3, #5) ニューヨーク A&Rスタジオ[2]
ジャンル ジャズフリー・ジャズ
時間
レーベル ブルーノート・レコード
プロデュース ソニー・レスター
専門評論家によるレビュー
チック・コリア アルバム 年表
イズ
(1969年)
ザ・ソング・オブ・シンギング
(1971年)
ザ・サン
(1971年)
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ザ・ソング・オブ・シンギング』(The Song of Singing)は、チック・コリア1970年に録音・1971年に発表したスタジオ・アルバム

解説

本作のためのセッションで録音されたアウトテイクのうち、「Blues Connotation」は未発表音源集『サークリング・イン』(BN-LA472-H2)、「Drone」は未発表音源集『サーキュラス』(BN-LA882-J2)で日の目を見た[2]。また、1989年発売のアメリカ盤CD (CDP 7 84353 2)には、これら2曲に加えて、未発表のままとなっていた「Ballad II」もボーナス・トラックとして追加された[3]

本作に参加したコリア、デイヴ・ホランドバリー・アルトシュルの3人は、1970年よりアンソニー・ブラクストン英語版を加えたカルテット「サークル」としても活動しており、「トイ・ルーム」や「ネフェルティティ」は、サークルによるライブ録音も残されている[2]。また、コリアが本作と全く同じメンバーで1971年1月に録音したアルバム『A.R.C.』でも、「ネフェルティティ」が再演された[2]

スコット・ヤナウオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「初期アート・アンサンブル・オブ・シカゴに影響を受けた、どちらかと言えばフリー/アヴァンギャルド・ジャズ的な音楽だが、じっくり聴くに値する」と評している[4]

収録曲

  1. トイ・ルーム - "Toy Room" (Dave Holland) - 5:54
  2. バラッドI - "Ballad I" (D. Holland, Barry Altschul) - 4:20
  3. ライムス - "Rhymes" (Chick Corea) - 6:54
  4. フレッシュ - "Flesh" (C. Corea) - 6:11
  5. バラッドIII - "Ballad III" (D. Holland, B. Altschul) - 5:37
  6. ネフェルティティ - "Nefertiti" (Wayne Shorter) - 7:05

1989年再発CDボーナス・トラック

  1. "Blues Connotation" (Ornette Coleman) - 7:17
  2. "Ballad II" (C. Corea, D. Holland, B. Altschul) - 6:36
  3. "Drone" (C. Corea, D. Holland, B. Altschul) - 22:20

参加ミュージシャン

脚注

  1. ^ Chick Corea - Song of Singing”. DaveHolland.com. 2022年3月20日閲覧。
  2. ^ a b c d Chick Corea Discography”. Jazz Discography Project. 2022年3月20日閲覧。
  3. ^ Chick Corea - The Song Of Singing (1989, CD) - Discogs
  4. ^ Yanow, Scott. “Song of Singing - Chick Corea”. AllMusic. 2022年3月20日閲覧。

外部リンク




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