サン・ファニーコ橋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/16 07:32 UTC 版)


サン・ファニーコ橋(サン・ファニーコきょう、英語: San Juanico Bridge)は、フィリピン中部ヴィサヤ諸島のサマール島とレイテ島を結ぶ、サン・ファニーコ海峡に架かる全長2,164メートルの橋。パンフィリピンハイウェイ(アジアハイウェイ26号線)の一部を構成する。
マルコス政権下の1969年より日本の援助(戦時補償)で建設され、1973年に完成した。
橋は鋼鉄構造で、その形はまっすぐではなく、緩やかなS字型を描いて海峡を越えている。橋のスパンの数は43で、中央部はトラス橋になって海峡をまたいでいる。最高点で海から41メートルの高さがある。レイテ側は島の中心都市タクロバン市で、サマール側はサンタ・リタ町である。サン・ファニーコ橋からの眺めはすばらしく、多くの渦潮のできるサン・ファニーコ海峡、海峡に浮かぶ無数の小島、それらをカーブしながら越えてゆく橋の形を見ることができる。タクロバン市中心部からはジプニー、バス、モーターキャブ(日本製の軽トラックの荷台を座席に改造した乗物)、自家用車などで橋まで10分ほどである。
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