サン・ドミンゴの遺跡群
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サン・ドミンゴの遺跡群 (Ruins of San Domingo, ID761-004) は、15世紀にポルトガル人が交易のために建てた建造物群の跡であり、登録面積は0.723 ha である。アルブレダから約1 km 東方に位置し、ヨーロッパ人が築いたガンビア川流域の建造物としては最古の部類に属する。 もともとは拠点として住居、教会、井戸、墓地などを備えた小集落を形成していたようだが、現在残っているのは住居跡と推測される壁と床の遺跡のみである。床には抜け道が確認され、当時のポルトガル人たちの用心深さをうかがわせる。また、考古学的な調査によっても、当時の集落の姿がいくらか復元されている。サン・ドミンゴの小集落は、かつてはクンタ・キンテ島の真水の供給源などとして重要な位置を占めていた。 この構成資産は、ヨーロッパ人が最初に拠点を置いて交易を始めた頃の様子を伝える例証として評価され、推薦された。
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