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サム・ミーンズ (シンガーソングライター)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/05/18 02:48 UTC 版)

サム・ミーンズ
原語名 Sam Means
出生名 Samuel Thomas Means[1]
出身地 アメリカ合衆国 アリゾナ州フェニックス[2]
ジャンル
職業 シンガーソングライター
担当楽器
活動期間 1999年 -
レーベル

サミュエル・トーマス・ミーンズ（Samuel Thomas Means）は、アメリカ合衆国のシンガーソングライター[3][4]、マルチプレイヤー[5]。2002年から2008年にかけてインディー・ポップ・バンドであるフォーマットのメンバーとして活動し、活動休止以降はソロ・アーティストとして活動している。

経歴

音楽家

フォーマット（2007年8月）

小学校時代からの同級生であるネイト・ルイスとともにネヴァー・ゴナ・スコア（Never Gonna Score）というバンドを結成し、1999年にEP『The Byron Sessions』を発売[6][7]。同バンド解散後の2002年2月にルイスとともにフォーマットを結成[8][9][10]。2003年にメジャー・デビューし[11]、2008年2月4日に活動休止を発表[12]。

2009年8月25日、ルイスがフォーマットの活動休止後に結成したバンドであるFUN.のデビュー・アルバム『エイム・アンド・イグナイト』が発売される[13]。ミーンズは同作にソングライターとして携わった[14]。同年9月29日、インディペンデント映画『The Sinking of Santa Isabel』のサウンドトラックを発売[15]。

2012年のレコード・ストア・デイにあたる4月21日、フォト・フィニッシュ・レコード（英語版）から7インチ盤『NONA』を発売[16][17]。同作にはホリーズのカバー曲「キャリー・アン」を含む4曲が収録された[18]。

2014年のレコード・ストア・デイにあたる4月19日にはフォト・フィニッシュ・レコードから7インチ盤『Blue Jeans』を発売[19]。A面曲はラナ・デル・レイの「ブルー・ジーンズ（英語版）」のカバーで、アンソニー・グリーン（英語版）とシジー・ロケット（英語版）が客演した[20][21]。

2016年1月22日、ハロー・レコードからソロ名義では初となるフルアルバム『10 Songs』を発売[22][23]。同作のプロデューサーはフォーマットの2作目のアルバム『ドッグ・プロブレムズ（英語版）』も手がけたスティーヴン・マクドナルド（英語版）が務め、かつてフォーマットで活動を共にしたドン・レイモンド・ジュニア、マーク・バザード、マイク・シャイ、ジョン・オライリー・ジュニアが演奏で参加した[3][24][25]。

2020年10月12日、5曲入りEP『I'm Sorry』を音楽配信とカセットテープの2形態で発売。同作の発売に際して、ミーンズは「女の子たちが街を離れた一方で、僕は今週ランドリールームでちょっとした5曲を書いて録音したよ。気に入ってくれると良いな」とコメントした[26]。

事業

フォーマットが活動を休止した2008年、妻であるアニータの発案でミュージシャンたちがメジャーレーベルと契約することなくオンラインやツアーなどでTシャツをはじめとした商品を販売する会社「ハロー・マーチ」（Hello Merch）を設立[27][28]。同社ではアーティストの商品のほかに、フェニックス・サンズをはじめとした企業や団体の商品も取り扱う[29]。2019年にはフェニックスで1927年に建てられた建物を購入し、倉庫に改装した[30]。

作品

→フォーマットとしての作品については「フォーマット (バンド) § 作品」を参照

フル・アルバム

タイトル 詳細
10 Songs
収録曲
  1. How to Song
  2. We're Alone
  3. Other Side of You
  4. Taking It Back to Yesterday
  5. Last Goodnight
  6. Calina
  7. Sometimes
  8. All I Ever Wanted
  9. Bigger Heart
  10. Little Dude

EP

タイトル 詳細
NONA
  • 発売日: 2012年4月21日
  • レーベル: フォト・フィニッシュ・レコード（英語版）
  • 規格: EP+ダウンロードカード
収録曲
EP
  • A. I Will Follow (That's All)
  • B. Something in the Air
ダウンロードカード
  1. Long Way Down
  2. Will You Hang Around?
  3. Carrie Anne
I'm Sorry
  • 発売日: 2020年10月11日
  • レーベル: フォト・フィニッシュ・レコード
  • 規格: 音楽配信、カセット
収録曲
  1. Live Forever 2
  2. Bottom Line Feeder
  3. Falling Behind
  4. I'm on Fire
  5. PPP

サウンドトラック

タイトル 詳細
The Sinking of Santa Isabel
  • 発売日: 2009年9月29日
  • 発売元: ザ・ヴァニティ・レーベル
  • 規格: CD、音楽配信
  • 同名のインディペンデント映画のサウンドトラック
収録曲
  1. Believe
  2. Tennis Is Hard (Instrumental)
  3. Sleeping (Instrumental)
  4. Is That Walking? (Instrumental)
  5. Love & Pain (feat. Jeff Bufano)
  6. Art Bells (Instrumental)
  7. Another Way (Instrumental)
  8. Savannah (Instrumental)
  9. Melodica (Instrumental)
  10. Pop Pop (Instrumental)
  11. Here Comes the Groom (Instrumental)
  12. Rowing to Win (Instrumental)
  13. Eighteen Birdies
  14. Argument (Instrumental)
  15. I Can't Wait (Instrumental)
  16. That's My Couch (Instrumental)
  17. Sweet. Fade Out (Instrumental)
  18. Wishful Thinking (feat. Jeff Bufano)
  19. You Can't Have That (Instrumental)
  20. Yeah Yeah
  21. I Don't Think So (Instrumental)
  22. Bad News (Instrumental)
  23. Nice Day (Instrumental)
  24. This Is Getting Old (Instrumental)
  25. Big Big Road

シングル

タイトル 年 初収録アルバム
"Yeah Yeah"[31] 2009 The Sinking of Santa Isabel
"Sick"[32]
(Sayid & the Torturers) 		2011 アルバム未収録
"Christmas All Over Again"[33][注 1]
"I Will"[34][注 2] 2012
"Little Song"[35] 2014
"Blue Jeans（英語版）"
"We're Alone"[36] 2015 10 Songs
"Christmas Is Coming Soon"[37]
(Sam & Rick) 		アルバム未収録
"Other Side of You"[38] 2016 10 Songs
"The King Of Carrot Flowers, Pt. 1"[39] 2020 アルバム未収録
"Where Is My Mind?"[40][注 3]
"Don't Forget Me"[41]
(with Anthony Green（英語版） & Steven McDonald（英語版）)
"Bottom Line Feeder"[42] 2021 I'm Sorry
"Live Forever 2"[43]

参加作品

年 アーティスト タイトル 楽曲 役割
2009 FUN. 『エイム・アンド・イグナイト』 全曲 作詞作曲
ルーベンス・アコンプリス（英語版） Sons of Men "No Motion"[44] 演奏
デストリー（英語版） It Goes On "Big Mouths"[45]
"Home Isn't Home"[46]
"So Far Away"[47]
"Took the Money"[48] 		作詞作曲
演奏
2010 ハローグッバイ 『ウッド・イット・キル・ユー?（英語版）』 「アイ・ネヴァー・キャン・リラックス」 演奏（ピアノ）[49]

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのカバー曲
  2. ^ ビートルズのカバー曲
  3. ^ ピクシーズのカバー曲

出典

  1. ^ “A GOOD TIME AT YOUR EXPENSE”. ASCAP. 2025年5月12日閲覧。
  2. ^ “Music | Sam Smith”. Bandcamp. 2025年5月12日閲覧。
  3. ^ a b Monger, James Christopher. Sam Means Biography - オールミュージック. 2025年5月12日閲覧。
  4. ^ Schultz, Barbara (2016年2月12日). “Sam Means: Building '10 Songs'”. MIX. Future plc. 2020年8月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月15日閲覧。
  5. ^ Grundy, Adam (2023年10月24日). “Review: The Format - Interventions + Lullabies”. chorus.fm. Chorus, LLC. 2020年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月13日閲覧。
  6. ^ Hepp, Joy (2002年9月18日). “First and Format”. The State Press. ASU Student Media. 2025年5月13日閲覧。
  7. ^ Childers, Chad (2022年2月7日). “Rock Band to Release 1,000 30-Second Songs to Trick Spotify Royalty Payout”. Loudwire. Townsquare Media. 2022年2月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月13日閲覧。
  8. ^ Bond, Jonathan. “bio”. theformat.com. 2003年2月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月13日閲覧。
  9. ^ “Artist of the Day: The Format”. SPIN.com. 2006年8月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月13日閲覧。
  10. ^ Bond, Jonathan (2002年10月24日). “Big Deal”. Phoenix New Times. 2016年1月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月13日閲覧。
  11. ^ Laudig, Michele (2006年7月6日). “Format Busters”. Phoenix New Times. 2015年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月13日閲覧。
  12. ^ Goodman, William (2008年2月4日). “News Roundup: Arcade Fire, Gang of Four, Radiohead, the Format”. SPIN. SpinMedia. 2015年10月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月13日閲覧。
  13. ^ Brickner, Sara (2009年8月25日). “fun.fun., with Hellogoodbye, Limbeck, My Favorite Highway at Chop Suey, 6 p.m.,”. Seattle Weekly. Sound Publishing. 2024年7月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月13日閲覧。
  14. ^ Gibbs, Ryan (2016年7月11日). “From the Records Crate: The Format – "Dog Problems" (2006)”. The Young Folks. 2019年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月13日閲覧。
  15. ^ Marchese, David (2009年9月22日). “DOWNLOAD: Ex-Format Member's New Song”. SPIN. SpinMedia. 2015年10月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月13日閲覧。
  16. ^ Yancey, Bryne (2012年2月29日). “Sam Means (The Format) to release new 7-inch for Record Store Day”. Alternative Press. 2023年1月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月13日閲覧。
  17. ^ “Sam Means - NONA”. recordstoreday.com. 2012年5月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月13日閲覧。
  18. ^ Smith, Nicole (2012年8月19日). “Sam Means Steps Into the Spotlight with NONA”. Phoenix New Times. Voice Media Group. 2016年1月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月13日閲覧。
  19. ^ Billboard Staff (2014年3月20日). “Record Store Day Unveils 2014 Releases: David Bowie, Jay Z, Coldplay, Haim + More”. Billboard. 2022年4月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月13日閲覧。
  20. ^ “Sam Means - Blue Jeans”. recordstoreday.com. 2025年5月13日閲覧。
  21. ^ “Sam Means (Featuring Anthony Green) - Side A: Blue Jeans”. Bandcamp. 2025年5月13日閲覧。
  22. ^ Payne, Chris (2015年11月18日). “Sam Means (Ex-Format) Premieres Infectious Pop-Rocker 'Other Side of You'”. Billboard. 2022年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月15日閲覧。
  23. ^ Accomazzo, David (2015年11月24日). “The Format's Sam Means Is Ready to Step Back Into the Spotlight”. Phoenix New Times. 2015年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月15日閲覧。
  24. ^ 10 Songs (CD liner notes). Sam Means. Hello Records. 2016. HR001B。
  25. ^ "Interview: Sam Means (ex-The Format)". chorus.fm (Interview). Interviewed by Ismaili, Craig. Chorus, LLC. 29 June 2016. 2020年11月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月15日閲覧。
  26. ^ Sam Means [@sammeans] (2020年10月12日). "I wrote and recorded a little 5 song EP in my laundry room this week, while the girls were out of town". Instagramより2025年5月15日閲覧。
  27. ^ Woodbury, Jason P. (2013年8月27日). “No Fun.”. Willamette Week. City of Roses Media Company. 2016年3月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月15日閲覧。
  28. ^ Bartkowski, Becky (2016年7月27日). “Anita and Sam Means on the One Thing Pheonix's Creative Scene Needs”. Pheonix New Times. 2016年7月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月15日閲覧。
  29. ^ helloapparelの投稿（pfbid0jMonFjVHgp1hLo3jvD9TBFNTgBUgmQm2xr8bT1hkt4o44yZ8qq8fGoRHzD46jM17l） - Facebook
  30. ^ Neri, Nicole (2020年2月6日). “Anita and Sam Means give a tour Hello Merch's warehouse renovations”. Arizona Republic. 2020年2月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月15日閲覧。
  31. ^ “Yeah Yeah (Single) | Sam Means”. Bandcamp. 2025年5月16日閲覧。
  32. ^ “Sick (Sayid & the Torturers) - Single - Album by Sam Means”. Apple Music. Apple. 2025年5月17日閲覧。
  33. ^ “Christmas All Over Again | Sam Means”. Bandcamp. 2025年5月16日閲覧。
  34. ^ “I Will | Sam Means”. Bandcamp. 2025年5月16日閲覧。
  35. ^ “Little Song | Sam Means”. Bandcamp. 2025年5月17日閲覧。
  36. ^ “We're Alone | Sam Means”. Bandcamp. 2025年5月16日閲覧。
  37. ^ “Christmas Is Coming Soon | Sam & Rick”. Bandcamp. 2025年5月16日閲覧。
  38. ^ “Other Side of You | Sam Means”. Bandcamp. 2025年5月16日閲覧。
  39. ^ “The King Of Carrot Flowers, Pt. 1 | Sam Means”. Bandcamp. 2025年5月16日閲覧。
  40. ^ “Where Is My Mind? | Sam Means”. Bandcamp. 2025年5月16日閲覧。
  41. ^ “"Don't Forget Me" by Anthony Green, Steven McDonald & Sam Means”. Hello Records. 2015年9月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月17日閲覧。
  42. ^ “Bottom Line Feeder - Single - Album by Sam Means”. Apple Music. Apple. 2025年5月17日閲覧。
  43. ^ “Live Forever 2 - Single - Album by Sam Means”. Apple Music. Apple. 2025年5月17日閲覧。
  44. ^ Sons of Men (EP liner notes). Reubens Accomplice. 2009.
  45. ^ “BIG MOUTHS”. ASCAP. 2025年5月17日閲覧。
  46. ^ “HOME ISNT HOME”. ASCAP. 2025年5月17日閲覧。
  47. ^ “SO FAR AWAY”. ASCAP. 2025年5月17日閲覧。
  48. ^ “TOOK THE MONEY”. ASCAP. 2025年5月17日閲覧。
  49. ^ Would It Kill You? (CD liner notes). Hellogoodbye. Wasted Summer. 2010. RSV 032。

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