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サバンナ・マーシャル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/13 13:28 UTC 版)

サバンナ・マーシャル
基本情報
本名 Savannah Rose Marshall
通称 Silent Assassin
階級 スーパーミドル級
身長 182cm
国籍 イギリス
誕生日 (1991-05-19) 1991年5月19日(34歳)
出身地 イングランド
ダラムハートルプール
プロボクシング戦績
総試合数 15
勝ち 13
KO勝ち 10
敗け 2
テンプレートを表示
オリンピック
女子ボクシング
英国
世界選手権
2016 アスタナ ミドル級
イングランド
世界選手権
2012 秦皇島 ミドル級
2010 ブリッジタウン ウェルター級
欧州選手権
2011 ロッテルダム ミドル級
英連邦競技大会
2014 グラスゴー ミドル級

サバンナ・マーシャル(Savannah Rose Marshall、1991年5月19日 - )は、イングランドプロボクサーハートルプール出身。現WBA女子世界スーパーミドル級王者。現WBC女子世界スーパーミドル級休養王者。元IBFWBO女子世界スーパーミドル級王者。元WBO女子世界ミドル級王者。世界2階級制覇王者

来歴

アマチュア時代

2012年、5月に世界選手権にミドル級で出場し、2回戦でクラレッサ・シールズを破り優勝[1]。8月にロンドンオリンピックのミドル級に出場、金メダルが期待されていたが[2]、初戦となる準々決勝でカザフスタンのマリナ・ウォルノワに敗れメダルを逃した[3]

2016年、5月に世界選手権にミドル級で出場し、準決勝でオランダのヌシュカ・フォンタインに敗れ銅メダルを獲得した。8月にリオデジャネイロオリンピックにミドル級で出場し[4]、準々決勝でオランダのヌシュカ・フォンタインに疑惑の判定で敗れた。

プロ時代

リオ五輪後、フロイド・メイウェザー・ジュニアにスカウトされプロ転向。

2017年5月18日、メイウェザー vs コナー・マクレガー戦の前座でプロデビューし判定勝利[5]。この試合後にメイウェザーと決別、デビュー戦の1試合のみでメイウェザー・プロモーションズから離脱した。

2020年10月31日、SSEアリーナ・ウェンブリーにてWBO女子世界ミドル級王座を懸けてハンナ・ランキンと対戦し、7回TKOで世界王座獲得[6]

2021年4月10日、マリア・リンドバーグ相手に初防衛戦を行い、3回KOでWBO王座初防衛に成功。

2021年10月16日、ロリータ・ムゼヤ英語版を2回TKOで降しWBO王座2度目の防衛に成功。

2022年4月2日、フェムケ・ハーマンズを3回KOで降しWBO王座3度目の防衛に成功。

2022年10月15日、イギリスのO2アリーナにてWBA・WBC・IBF王者クラレッサ・シールズとのスーパーミドル級4団体王座統一戦に挑むが、0-3判定で敗れ王座陥落。

4団体統一

2023年7月1日、イギリスのマンチェスター・アリーナにてフランション・クルーズ=ディザーンが持つを4団体統一スーパーミドル王座に挑戦し、2-0判定で勝利し2階級で4団体王座獲得[7]

2023年8月22日、総合格闘技団体のProfessional Fighters Leagueと契約し、総合格闘技デビューすることを発表した[8]。マーシャルはESPNパウンド・フォー・パウンドで10位だが、それでも総合格闘技への進出を決めたことについて、「何年も考えていたアイデアで、女子ボクシングは発展の見込みが薄いが、友人であるUFC選手のモリー・マッキャンの活躍を見ていて、UFCでは女子選手が男子選手と同じように扱ってもらえているように感じたから」と、同じくProfessional Fighters Leagueと契約したクラレッサ・シールズにリベンジをしたいからと話している[9]

2023年9月22日、クルーズ戦での負傷でWBCはマーシャルを休養王座に認定した。

2025年7月11日、ニューヨークマディソン・スクエア・ガーデンにて約2年ぶりの復帰戦として自ら返上したWBO女子世界スーパーミドル級王者のシャダシア・グリーンとIBF・WBO女子世界同級王座統一戦を行うも、10回1-2(93-96、94-95、96-93)判定負けを喫しIBF王座初防衛とWBO王座返り咲きそして2団体王座統一に失敗、IBF王座から陥落した。

戦績

  • プロボクシング:15戦 13勝 (10KO) 2敗
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2017年8月26日 4R 判定3-0 シドニー・ルブラン アメリカ合衆国 プロデビュー戦
2 2018年5月12日 2R 1:43 TKO エステル・コネクナ  チェコ
3 2018年6月15日 2R 1:58 TKO アレハンドラ・アヤラ メキシコ
4 2018年10月27日 10R 判定3-0 ヤニナ・オロスコ アルゼンチン WBAインターコンチネンタル女子スーパーミドル級王座決定戦
5 2018年11月9日 2R 1:05 TKO クラウディア・ビー  ハンガリー
6 2019年5月25日 1R 1:11 KO ボリスラバ・ゴラノバ  ブルガリア
7 2019年8月31日 5R 2:00 TKO ダニエル・バスティエリ ブラジル
8 2019年10月19日 3R 0:47 TKO アシュリー・カリー アメリカ合衆国
9 2020年10月31日 7R 1:59 TKO ハンナ・ランキン イギリス WBO女子世界ミドル級王座決定戦
10 2021年4月10日 3R 1:11 KO マリア・リンドバーグ  スウェーデン WBO防衛1
11 2021年10月16日 2R 1:58 TKO ロリータ・ムゼヤ ザンビア WBO防衛2
12 2022年4月2日 3R 2:00 KO フェムケ・ハーマンズ ベルギー WBO防衛3
13 2022年10月15日 10R 判定0-3 クラレッサ・シールズ アメリカ合衆国 WBA・WBC・IBF・WBO女子世界ミドル級王座統一戦
WBO陥落
14 2023年7月1日 10R 判定2-0 フランション・クルーズ アメリカ合衆国 WBA・WBC・IBF・WBO女子世界スーパーミドル級タイトルマッチ→WBC休養王座に認定
15 2025年7月11日 10R 判定1-2 シャダシア・グリーン アメリカ合衆国 IBF・WBO女子世界スーパーミドル級王座統一戦
IBF陥落
テンプレート

獲得タイトル

プロ
  • WBAインターコンチネンタル女子スーパーミドル級王座
  • WBO女子世界ミドル級王座(防衛3)
  • WBA女子世界スーパーミドル級王座(防衛0)
  • WBC女子世界スーパーミドル級王座(防衛0=休養王座に認定)
  • WBC女子世界スーパーミドル級休養王座(防衛0)
  • IBF女子世界スーパーミドル級王座(防衛0)
  • WBO女子世界スーパーミドル級王座(防衛0=返上)

脚注

関連項目

外部リンク

空位
前タイトル保持者
クラレッサ・シールズ
WBO女子世界ミドル級王者

2020年10月31日 - 2022年10月15日

次王者
クラレッサ・シールズ
前王者
フランション・クルーズ
WBC女子世界スーパーミドル級王者

正規:2023年7月1日 - 2023年9月22日
休養:2023年9月22日 - 現在

次王者
フランション・クルーズ
前王者
フランション・クルーズ
WBO女子世界スーパーミドル級王者

2023年7月1日 - 2024年(返上)

空位
次タイトル獲得者
シャダシア・グリーン
前王者
フランション・クルーズ
WBA女子世界スーパーミドル級王者

2023年7月1日 - 現在

次王者
N/A
前王者
フランション・クルーズ
IBF女子世界スーパーミドル級王者

2023年7月1日 - 2025年7月11日

次王者
シャダシア・グリーン



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