サハラ_(マッコイ・タイナーのアルバム)とは? わかりやすく解説

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サハラ (マッコイ・タイナーのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/29 05:55 UTC 版)

『サハラ』
マッコイ・タイナースタジオ・アルバム
リリース
録音 1972年1月 ニューヨーク デッカ・レコーディング・スタジオ[1]
ジャンル ジャズ
時間
レーベル マイルストーン・レコード
プロデュース オリン・キープニュース
専門評論家によるレビュー
マッコイ・タイナー アルバム 年表
エクステンションズ
(1972年)
サハラ
(1972年)
エコーズ・オブ・ア・フレンド
(1972年)
テンプレートを表示

サハラ』(Sahara)は、アメリカ合衆国ジャズピアニストマッコイ・タイナー1972年に録音・発表したスタジオ・アルバム

背景

マイルストーン・レコード移籍後としては初のアルバムに当たる[2]。「エボニー・クイーン」は、タイナーの妻アイシャに捧げられた曲である[3]。「ヴァレー・オブ・ライフ」ではタイナーはも演奏しており、タイトル曲ではタイナーがフルートやカリンバ、カルヴィン・ヒルが東洋のダブル・リードの木管楽器やブラジル製のシェイカーアルフォンス・ムゾーンがトランペット、ベル、メタル・フルートといった具合に、本来の担当と異なる楽器も多用した[3]

反響・評価

アメリカでは『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートで31位に達した[4]第15回グラミー賞では、最優秀ジャズ・パフォーマンス賞(グループ)および最優秀ジャズ・パフォーマンス賞(ソロイスト)にノミネートされたが、いずれも受賞は果たせなかった[5]

Brian Olewnickはオールミュージックにおいて満点の5点を付け「タイナーは『サハラ』で、晩年のジョン・コルトレーンよりは堅実だが、それでいて獰猛かつ自由奔放な音楽性を披露して、自身の立ち位置を明確にし、本作は1970年代を代表するジャズ・アルバムの一つとなった」「本作以降、タイナーは1970年代中期に幾つかの優れた作品を作ってきたが、これほどの高みに登り詰めたことはなかった」と評している[1]

収録曲

全曲ともマッコイ・タイナー作曲。

  1. エボニー・クイーン - "Ebony Queen" - 9:00
  2. ア・プレイヤー・フォー・マイ・ファミリー - "A Prayer for My Family" - 4:48
  3. ヴァレー・オブ・ライフ - "Valley of Life" - 5:19
  4. リバース - "Rebirth" - 5:21
  5. サハラ - "Sahara" - 23:26

参加ミュージシャン

脚注

  1. ^ a b c Olewnick, Brian. “Sahara - McCoy Tyner - Album”. AllMusic. 2024年9月29日閲覧。
  2. ^ Waring, Charles (2023年12月11日). “Best McCoy Tyner Albums: 20 Essentials From The Legendary Pianist”. uDiscoverMusic. 2024年9月29日閲覧。
  3. ^ a b オリジナルLPライナーノーツ(ボブ・パーマー)
  4. ^ McCoy Tyner - Awards”. AllMusic. 2015年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月29日閲覧。
  5. ^ McCoy Tyner - Artist”. GRAMMY.com. Recording Academy. 2024年9月29日閲覧。

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