サキシマエノキとは? わかりやすく解説

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サキシマエノキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/08 00:17 UTC 版)

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サキシマエノキ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : マンサク亜綱 Hamamelidae
: イラクサ目 Urticales
: ニレ科 Ulmaceae
亜科 : エノキ亜科 Celtidoideae
: エノキ属 Celtis
: コバノチョウセンエノキ
C. biondii
亜種 : サキシマエノキ
var. insularis
学名
Celtis biondii Pamp. var. insularis Hatusima

サキシマエノキ(先島榎、Celtis biondii var. insularis)はニレ科エノキ属落葉小高木

概要

日本では沖縄県宮古諸島のみに、日本国外ではスラウェシ島ニューギニアに分布する。石灰岩地の崖上等に生育する。

小高木で樹高2~5m。は卵形~広倒卵形、長さ3~7 cm、葉縁には鋸歯を持ち、尾状鋭尖頭で、3行脈を持つ。葉身は厚く、表面はざらつく。開花は5~6月頃。核果(果実)は球形で直径6mm程度、黒褐色に熟す。

宮古諸島に分布している個体群が日本で唯一であるとともに、本変種の分布の北限にあたる。個体数が元々少ない上に自生地の開発等により絶滅のおそれがある。

保全状態評価

生育地である下記の地方公共団体が作成したレッドデータブックにも掲載されている。

参考文献

  • 沖縄県文化環境部自然保護課編 『改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物(菌類編・植物編)-レッドデータおきなわ-』、2006年。
  • 環境省自然環境局野生生物課編 『改訂・日本の絶滅のおそれのある野生生物植物I』 財団法人自然環境研究センター、2000年。

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