コーイケルホンディエとは? わかりやすく解説

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コーイケルホンディエ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/12 10:05 UTC 版)

コーイケルホンディエ

コーイケルホンディエ: Kooikerhondje)は、オランダ産の小型の一種。俗にコイケルホンド、コイケル等と呼ばれる。

日本では知名度が低い犬種であったが、日本人メジャーリーガーの大谷翔平がコーイケルホンディエを飼っている事が知られ、注目される。

JKCの登録頭数は、1999年に6頭で近年は132頭(2007年)、87頭(2008年)、115頭(2009年)、96頭(2010年)、85頭(2011年)、112頭(2012年)、80頭(2013年)と100頭前後で増えてきている。

近親繁殖にならないよう注意が必要である。

歴史

16世紀からオランダでカモ猟に使われていた犬。

が発明される以前のカモ猟では網が用いられていたが、網を打つ前に鳥をおびき寄せるのがこの犬の仕事だった。

カモ猟では、ふさふさした尾を茂みの中から見え隠れするように動かし、仕掛けた網や、銃の射程にカモをおびき寄せていた。

第二次世界大戦が終了するまでにはほとんどが全滅してしまい、一時期は世界で5頭までに減少した。現在では愛好家の努力によって少しずつ増えてはいるが、依然として本国オランダ以外では非常に希少な犬種となっている。現在では、主にペットとして生存している。

エピソード

2023年11月17日、日本人メジャーリーガーの大谷翔平が2度目のMVPに選ばれた際、受賞発表時のアメリカのテレビ局での中継で大谷の傍らに映り“most valuable puppy”(最も価値のある子犬)と紹介され、注目された[1][2][3]。同年12月に、日本語名の「デコピン」および英語名の“Decoy”(ディコイ)と名前が明かされた[4]

2025年のガリバーのCMにコーイケルホンディエが出演している。CM放映開始直後から話題になってはいたが、東京ドームで行われたドジャースカブスの試合の放映中にCMを見た視聴者から「デコピンがCMに出てる」と声が上がり大きな話題になった。しかし出ているのはデコピンではなく、同じコーイケルホンディエのモデル犬である。飼い主の大谷翔平登板直後のCM放映でコーイケルホンディエが出ている為の勘違いであるが、デコピンにかなり似ているので感違いするのも仕方ない。

特徴

  • 体重は約7〜15kg、体高は35〜40cm。
  • 体高と体長がほぼ等しい。
  • 垂れ耳には豊富な飾り毛と垂れ尾を持っている。
  • 被毛は、真直ぐ、或いは軽くウェーブした長めの被毛を持っている。耳や腹、尻、四肢などには飾り毛があり、特に尾には豊富な飾り毛を持っている。
  • 元々猟犬であるため、ボール遊びなど十分な運動を必要とする。
  • 性格は、陽気で気立てが良い。フレンドリーで活発、環境適応性が広く遊び好き。頭もよく、飼い主や家族に忠実である。
  • 神経質な面あり、家族以外には警戒心が強い。賢い分、トレーニングが必要である。

脚注

関連項目





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