ケルサンチャキーテトンとは? わかりやすく解説

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ケルサン・チャキー・テトン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/14 15:04 UTC 版)

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ケルサン・チェキー・テトン
ケルサン・チェキー・テトン[注 1]
基本情報
原語名 Kelsang Chukie Tethong
生誕 1957-11
ジャンル チベット音楽
担当楽器 ボーカル
公式サイト [1]

ケルサン・チャキー・テトン(Kelseng Chukie Tethong 1957年11月 - )はネパールムスタン郡生まれのチベット系ネパール人で女優兼歌手。通称チャキー・テトン。

来歴

チャキー・テトンは音楽一家の生まれで妹のナムギャル・ラモと一緒にインドダラムシャーラー郊外マクロードガンジ (en) でチベット舞台芸術研究所に入学する。在学期間は11年で歌唱を専門に学ぶと、1974年に研究所を去り、オランダに渡る。

音楽家としての経歴

オランダ在住中もチベット音楽への興味は尽きず1990年代初頭に再びこの分野に取り組むと、テトンは1996年に最初の公演を行う。それに続いてヨーロッパアメリカ各地で多くのコンサートが開かれた。またチベット民主化コンサートシリーズ (en) にバンド「チェンパギャング」として参加、ニューヨーク(1997年)とワシントンD.C. (1998年)、アムステルダム(1999年)で演奏する。2000年にはボーカルとしてこのバンドの初アルバム『チベットからの声』(仮題)に参加、その後ソロに転向しダラムシャーラー西ベンガル州で典礼および記念式典に出演を続けている。

主要都市の海外公演は東京をふくめウーディネバンクーバーデリーデヘラードゥーンジャイプール台北などを重ね、ツアー先の台北で初ソロアルバム『Voices from Tara』を作成。主題は17世紀頃のチベット音楽、チベット東部および北東部の遊牧民トーシー (Toeshey) の「lu」と呼ばれる歌を中心に組んだ。

またテトンはチベットのさまざまな地域の民族音楽もレパートリーに加えている。

映画俳優の経歴

映画ではテトンは『セブン・イヤーズ・イン・チベット』(1997年)[1]に姉妹で出演し、劇中の音楽でバンドのチェンパギャングも加わり、共演者はナムギャル・ラモ (en)、Tobden Gyaltso(オランダ語)であった。

ヤン・ヴァン・デン・バーグ (Jan van den Berg) がこのバンドを追ったドキュメンタリー作品、『Seven Dreams of Tibet』 を2001年に監督している。

2006年、彼女はミラレパ映画『Milarepa』(チベット語: མི་ལ་རས་པའི་རྣམ་ཐར།།, ワイリー方式: mi-la-ras-pa'i rnam-thar) [2]で女優デビューを果たす。ミラレパ(フランス語)の母カルモ・キェンが若かったころを演じた。

作品

  • Voices from TibetGang Chenpa。作詞作曲(2000年、Papyros)
  • Voices from Tara(2002年)
  • Where the Heart Blossoms(2004年)
  • Songs From The Forgotten(2005年)
  • Songs of Milarepa(2006年)
  • A Woman's Spiritual Chants(2009年)

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ クリスチャン・リエヒティ撮影、2012年4月ダラムシャーラー、マクロードガンジ。

出典

  1. ^ Seven Years In Tibet - Discussion with Lhakpa Tsamchoe
  2. ^ Milarepa - インターネット・ムービー・データベース(英語)

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