ケブカルイラソウとは? わかりやすく解説

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ケブカルイラソウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/01 14:58 UTC 版)

ケブカルイラソウ
ケブカルイラソウの花
(2025年6月 沖縄県石垣市)
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類
core eudicots
階級なし : キク類 asterids
階級なし : シソ類 lamiids
: シソ目 Lamiales
: キツネノマゴ科 Acanthaceae
: ルイラソウ属 Ruellia
: ケブカルイラソウ
R. squarrosa
学名
Ruellia squarrosa (Fenzl) Cufod.
和名
ケブカルイラソウ

ケブカルイラソウキツネノマゴ科ルイラソウ属の多年生草本

特徴

名前の通り植物体全体に白い毛を密生させ、特に葉裏や葉柄、茎に毛が多い。草状だがやや木質化する。葉は1 cmほどの葉柄があり対生する。葉身は長楕円形~披針形、先は鋭形~鈍形、基部は鈍形、葉縁は緩やかな波状縁。花は葉腋に単生し、花冠は紫色で径3–4 cmほど、先端は5裂し、各々に2本の白条がある。苞は2枚で1 cmほど。萼は5裂し1.5 cmほど[1][2][3]

分布と生育環境、利用

熱帯アメリカ原産で、地被植物として熱帯各地で広く栽培される。1970年代に沖縄へ導入されたとみられる[1]。木陰などに逸出することがある[3]。種子繁殖以外にも茎が匍匐して根を出し広がり[2]、地中深く入り込むため、除去が困難とされる[1]

ギャラリー

脚注

  1. ^ a b c (植村ほか 2015, p. 435)
  2. ^ a b (沖田原 2021, p. 426)
  3. ^ a b (林 & 名嘉 2023, p. 122)

参考文献

  • 植村修二ほか編著「ケブカルイラソウ」『増補改訂 日本帰化植物写真図鑑 第2巻 -Plant invader 500種-』全国農村教育協会、2015年、435頁。ISBN 9784881371855 
  • 沖田原耕作「ケブカルイラソウ」『おきなわの園芸図鑑 園芸植物とその名前』新星出版、那覇市、2021年。 ISBN 9784909366832 
  • 林将之; 名嘉初美「ケブカルイラソウ」『沖縄の身近な植物図鑑』(第2版)ボーダーインク、2023年。 ISBN 9784899824350 

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