ケネーとの相違
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/20 23:52 UTC 版)
ボードーは、「農産物価値を(地主)前払いの回収部分とこれを上回る純収入部分とに区別し、前払いの回収部分が維持されるかぎり、純収入部分が(中略)どのように消費支出されようとも再生産の規模には無関係であるとして、(『経済表』の「原表」での)ケネーの(地主)消費主導論を否定した」。ただし、「ケネーが「範式」において新たに加えた論拠、すなわち地主による農産物への支出は最上質の農産物の価格を支え、したがってそのほかの農産物の良価を維持する効果をもつとした点は、これを支持した」。
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