グッドバイ (ゴードン・ジェンキンスの曲)とは? わかりやすく解説

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グッドバイ (ゴードン・ジェンキンスの曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/29 02:55 UTC 版)

グッドバイ」(Goodbye、まれに、Good-Bye)は、アメリカ合衆国の作曲家で編曲家でもあるゴードン・ジェンキンス英語版1935年に発表した楽曲。この曲は、ベニー・グッドマン楽団が締めくくりのテーマ曲として用いたことから、広く知られるようになった。

ジェンキンスは、アイシャム・ジョーンズ英語版の楽団で働いていた時にこの曲を書いたが、ジョーンズは、「悲しすぎる (too sad)」と言ってこの曲を却下したとされている。音楽評論家アレック・ワイルダーは、「グッドバイ」を「私の知る限り最も悲しい曲 (as sad a song I know)」だとし、レナード・フェザーは、「聴き飽きるのが難しい曲のトップ10 (top ten songs it would be hardest to tire of hearing)」に入る曲だとした[1]

録音

ベニー・グッドマン楽団は、ラジオ放送の番組の終了時のテーマ曲として、この曲を用いた。録音は1935年9月27日におこなわれ、1936年1月8日にはビクターから Victor 25215 としてレコードが出された[2]

1986年にグッドマンが死去した際には、リチャード・ストルツマンが、「グッドバイ」の、クラリネットとストリングスのための編曲をビル・ジェンキンス (Bill Jenkins) に依頼した。その結果を受けて、ストルツマンは、1992年マイケル・ティルソン・トーマス指揮のロンドン交響楽団と共演して「Goodbye: In Memory of Benny」を録音した[3]。ベニー・グッドマンに捧げられたこれとは別の編曲もあり、ザビーネ・マイヤーが録音している。

「グッドバイ」は、フランク・シナトラ1958年のアルバムFrank Sinatra Sings for Only the Lonely』に収録しており、エラ・フィッツジェラルド1982年のアルバムThe Best Is Yet to Come』に収録した。シナトラとフィッツジェラルドのバージョンは、いずれもネルソン・リドル英語版の編曲によるものであった。

主な収録アルバム

脚注

  1. ^ Jenkins, Bruce (2005). Alec Wilder. In Goodbye: In Search of Gordon Jenkins. Frog, Ltd. p. 3. ISBN 1-58394-126-6. Retrieved on October 11, 2009.
  2. ^ 78 RPM Record Artist: Benny Goodman, Label: Victor
  3. ^ Liner notes by John Wiser (1993) accompanying "Richard Stoltzman: Copland Clarinet Concerto" on RCA. [1]
  4. ^ www.allmusic.com”. www.allmusic.com. 2024年7月1日閲覧。

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