クリプトステファヌス属
クリプトステファヌス属 | |||||||||||||||||||||||||||
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![]() クリプトステファヌス・ヴァンソニー (Cryptostephanus vansonii)
![]() クリプトステファヌス・デンシフロールス (Cryptostephanus densiflorus)
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分類(APG III) | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Cryptostephanus | |||||||||||||||||||||||||||
種 | |||||||||||||||||||||||||||
本文参照 |
クリプトステファヌス属(クリプトステファヌスぞく、学:Cryptostephanus)は、ヒガンバナ科に含まれる属の一つ。クンシラン属と近縁種である。
概要
赤道以南のアフリカのタンザニア、ケニア、モザンビーク、ジンバブエ、ナミビア、アンゴラに自生する球根植物である。花は花茎の先端に6~12輪つけ、花色は白色、深紅色があるがいずれの種も小さく目立たない。花はどの種も共通して外花被3枚、内花被3枚の同花被花であり、雄蕊が6本雌蕊が中心に一本ある。形状はアガパンサス属に似た花を付けるヴァンソニー種(C. vansonii)、キルタンサス属の様に花筒が目立つデンシフロールス種(C. densiflorus)平行脈が良く目立つ葉は革質で光沢を持ち、ササの葉に似る。果実は液果で未熟の間は緑色だが、熟すと赤色になる。草丈は30㎝ほどに成長する[1][2]。
栽培方法
日本ではほとんど流通しておらず、栽培例は少ないが、基本的にはクンシランと同じ環境を好む。土壌は腐植が多く排水の良い土壌を好む。春~秋が生育期で、生育期には2週間に1回液体肥料を施肥すると良い。耐寒性に乏しく5℃以下では枯死してしまう[3]。ただし、夏もクンシランと同じように日陰で管理すると葉焼けを防げる[4]。
名称について
属名の由来は不明。
下位分類
クリプトステファヌス属は3種が認められる。いずれもクンシランに草姿が似ている[1]。
- クリプトステファヌス・ヴァンソニー
(Cryptostephanus vansonii)
モザンビーク、ジンバブエに自生する種。本属の中では比較的大きな花を咲かせる[5]。
- クリプトステファヌス・デンシフロールス
(Cryptostephanus densiflorus)
アンゴラ、ナミビアに自生する種。花は筒状で小さく深紅色をしている[6]。
- クリプトステファヌス・ハマエンソイデス
(Cryptostephanus haemanthoides)
ケニア、タンザニアに自生する種。葉はゲチリス属の様にねじれる。花は漏斗状で長さ2~3㎝ほどになる。種小名の由来は、「ハマエンサス属似た」という意味[7]。
出典
- ^ a b “Cryptostephanus Welw. ex Baker” (英語). www.worldfloraonline.org. 2025年2月23日閲覧。
- ^ “Cryptostephanus Welw. ex Baker | Plants of the World Online | Kew Science” (英語). Plants of the World Online. 2025年2月23日閲覧。
- ^ “クリプトステファヌス ハエマンソイデス Cryptostephanus haemanthoides 実生小苗”. tipwell ~世界の珍しい植物をお届け~. 2025年2月23日閲覧。
- ^ ワイルドプランツ路地裏のギボウシ|茨城県稲敷郡阿見町で植物を販売
- ^ Cryptostephanus vansonii I.Verd.
- ^ Cryptostephanus densiflorus Welw. ex Baker
- ^ クリプトステファヌス・ヘマントイデス・パックス
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