クラスタ スイッチ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 06:33 UTC 版)
「big.LITTLE」の記事における「クラスタ スイッチ」の解説
クラスタスイッチ(clustered switching)は最初に提案された最も単純な実装方式である。同一の個数のコアで構成された "big" または "LITTLE" のコア群を実行時に切り替えて使用するモデルである。 例えば、オクタコア(8コア)のプロセッサの場合では、4個の高性能なコアでクラスタを構成し "big" とし、残りの4個を低消費電力なコアでクラスタを構成し "LITTLE" とする。これらの二つのクラスタを状況に応じて切り替えて実行する。高性能で高消費電力な4個のコアを使用するか、低性能で低消費電力な4個のコアを使用するかの2つの選択肢しかなく、性能と電力消費のはざまで頻繁に切替が発生し、切替による性能低下や電力消費量増加が見逃せない状況に陥ることもある。
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