ギンナン食中毒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/19 20:07 UTC 版)
イチョウの銀杏にはビタミンB6の類縁体4-O-メチルピリドキシン (ギンコトキシン、4-O-methylpyridoxine、MPN) が含まれているが、これはビタミンB6に拮抗してビタミンB6欠乏症を呈しGABAの生合成(GABAは脳内でグルタミン酸のα位のカルボキシル基が酵素反応により除かれることによって生成)を阻害し、まれに痙攣などを引き起こす。大人の場合かなりの数を摂取しなければギンナン食中毒になることはないが、場合によっては、1日5 - 6粒程度でも中毒になることがあり、特に報告数の70%程度が5歳未満の小児である。
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