キリスト教において異端とされた思想とは? わかりやすく解説

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キリスト教において異端とされた思想

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/13 17:47 UTC 版)

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異端思想ペテロの手紙二が描かれた時代からキリスト教徒の間で問題になっているとされる。ペテロの手紙二には次のような部分がある:「しかし、民の間に、にせ預言者が起ったことがあるが、それと同じく、あなたがたの間にも、にせ教師が現れるであろう。彼らは、滅びに至らせる異端をひそかに持ち込み、自分たちをあがなって下さった主を否定して、すみやかな滅亡を自分の身に招いている。」(第2章1節) 紀元1から3世紀ごろまでは異端シスマは明確に分けられていなかったが、現代では異端とは教会(宗教)の正式な教えに反するアイデアであるとされている。

以下はそれらをまとめたリストである。

初期のキリスト教においての思想

三位一体・キリスト論に対する異端思想

思想 詳細
Adoptionism

養子的キリスト論

イエス洗礼者ヨハネによる洗礼復活または昇天時に神によって養子にされたとする論である。
Apollinarism

アポリナリオス主義

イエスは人間の体と魂を持っていたが、人間の理性はなくロゴスによって支配されていたとする論である。
Arabici

アラビア主義

魂は体とともに果てるが、最後の審判時に体とともに復活するとする論である。
Arianism

アリウス派

イエスの神性は本性によるものではなく、養子とされたことによって得たものであるとする論であり、

父なる神より劣る神であるとする論である。

Docetism

仮現説

イエスの誕生や死、そして復活などはただ他人にそう見えただけであるとする論である。
Luciferians

ルチフェル派

カリアリのルチフェルの唱えたアリウス派に強く反対する論である。
Macedonians/

Pneumatomachians

マケドニア派・

ネマトマヒ派

へレスポントス周辺の国家で唱えられていたニカイア信条に反対する論である。
Melchisedechians

メルキゼデク派

メルキゼデクがロゴスの受肉した姿で聖霊であるとする論である。



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