キリストの降誕 (デスコ・ダ・パルト)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/09/04 15:57 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動| イタリア語: Natività | |
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| 作者 | マサッチオ |
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| 製作年 | 1427-1428年 |
| 種類 | 板上にテンペラ |
| 寸法 | 56 cm × 56 cm (22 in × 22 in) |
| 所蔵 | 絵画館、ベルリン |
『キリストの降誕』（キリストのこうたん、伊:Natività）は、一般に『ベルリンのトンド』としても知られ、イタリアのルネサンス期の巨匠、マサッチオによって1427年から1428年に描かれた「デスコ・ダ・パルト (desco da parto)」、または「誕生トレイ」である。 マサッチオがローマに赴く前のフィレンツェでの最後の時期の作品である [1]。ただし、この作品はマサッチオの工房によるものであると、最近の多くの学者によって見なされている。一部の美術史家は、ルネサンスの最初のトンド（円形作品）であると考えている。直径56cmの作品で、表側にイエス・キリストの降誕の場面、裏側に小さな犬と遊ぶ幼い子供が描かれている。作品はベルリン絵画館に所蔵されている。
イエスの誕生と聖母の誕生は、宗教芸術では非常に一般的な場面であり、同時代の設定や衣装を使用することがよくあったが、実際の同時代の出産の描写は非常にまれであった[2]。マサッチオがブルネレスキの古典主義的建築の知識を持っていて、それを賛同していたことが画面の建築的遠近法に見てとれる[1]。
脚注
- ^ a b https://www.wga.hu/frames-e.html?/bio/m/masaccio/biograph.html 2021年9月4日閲覧
- ^ John T. Spike, Masaccio, Rizzoli libri illustrati, Milan, 2002 (Italian) ISBN 88-7423-007-9
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