ガンギエイ科とは? わかりやすく解説

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ガンギエイ目

(ガンギエイ科 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/20 08:26 UTC 版)

ガンギエイ目
ガンギエイ科の一種 Beringraja binoculata
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 軟骨魚綱 Chondrichthyes
亜綱 : 板鰓亜綱 Elasmobranchii
: ガンギエイ目 Rajiformes
英名
Skate
(本文参照)

ガンギエイ目、雁木鱝目 (学名:Rajiformes) は、軟骨魚綱板鰓亜綱の下位分類群で、エイのグループのひとつ。

Nelson (1994) の分類において、このグループはガンギエイ亜目 (Rajoidei) としてエイ目の下に置かれ、ガンギエイ科 (Rajidae) の3科が設置されている。Nelson (2006) の分類ではサメ・エイ2分説が採用され、エイ目はエイ亜区 (Batoidea) になり、ガンギエイ亜目を含む4亜目はそれぞれ目に格上げされている。

分類

ガンギエイ科

メガネカスベ Beringraja pulchra(ガンギエイ科)。日本の北海道では単にカスベとも呼ばれ、漁業の対象になり食用にする。
Beringraja binoculata(ガンギエイ科)の。卵生であるガンギエイ類は特徴的な形状の卵を産む。
Raja laevis (Dipturus laevis)の骨格

ガンギエイ科 (: Skate、学名:Rajidae)は、17属162種を含む本目最大のグループ。多くはカスベと呼ばれる。胸鰭は扇のように大きく広がり、体は上下に扁平で底生生活に適した形状となる。尾部は細長く、背鰭、尾鰭は小さいか存在しない場合もある。

ホコカスベ科

ホコカスベ科 (: Smooth skate、学名:Anacanthobatidae)は、5属14種を含むグループ。北西大西洋、南インド洋、西太平洋に分布し、水深200m未満の大陸斜面に生息する底生魚が属する。背面には小歯型突起をもたない。

ヒトツセビレカスベ科

ヒトツセビレカスベ科 (: softnose skates、学名:Arhynchobatidae)は、13属108種0を含むグループ。北極海や南極海を含む全ての海洋に分布し、浅い沿岸棚から深海にかけて生息する底生魚が属する。吻は柔らかく、極端には尖らない。

オッポカスベ科

オッポカスベ科 (: Pygmy skates、学名:Gurgesiellidae)は、3属19種を含むグループ。尾鰭が非常に長い種を含む。

参考文献

  • Joseph S. Nelson, Fishes of the world, 4th edition: Wiley & Sons, Inc., 2006

関連項目




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