カントリー・ジョー&ザ・フィッシュ
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カントリー・ジョー&ザ・フィッシュ Country Joe & the Fish |
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1967年
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基本情報 | |
出身地 | ![]() |
ジャンル | |
活動期間 | 1965年〜1970年、1977年、2004年〜2006年 (カントリー・ジョー・バンドとして)、以後散発的に活動 |
レーベル |
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旧メンバー | バリー・"ザ・フィッシュ"・メルトン ゲイリー・"チキン"・ハーシュ デヴィッド・ベネット・コーエン ブルース・バーソール デヴィッド・ゲッツ ピーター・アルビン ジョン・フランシス・ガニング ポール・アームストロング マーク・ライアン グレゴリー・ルロイ・デューイ マーク・カプナー ダグ・メッツナー |
カントリー・ジョー&ザ・フィッシュ(Country Joe and the Fish)は、1965年にカリフォルニア州バークレーで結成されたアメリカのサイケデリック・ロック・バンド。
概要
1960年代半ばから後半にかけて、サンフランシスコの音楽シーンに大きな影響を与えたグループのひとつである。バンドの音楽の多くは、結成メンバーのカントリー・ジョー・マクドナルドとバリー・"ザ・フィッシュ"・メルトンが書いたもので、歌詞は反戦抗議、自由恋愛、娯楽的薬物使用など、カウンターカルチャーにとって重要な問題を鋭く取り上げている。サイケデリアとエレクトロニック・ミュージックを融合させたバンドのサウンドは、革新的なギター・メロディと歪んだオルガンが特徴的で、アシッド・ロックの発展に重要な役割を果たした。
バンドは1966年にヴァンガード・レコードと契約する前に、アンダーグラウンド・サーキットで注目を集めるEPを2枚自主制作した。1967年にデビュー・アルバム『Electric Music for the Mind and Body』がリリースされた。このアルバムには、彼らの唯一の全米チャート入りシングル「Not So Sweet Martha Lorraine」と、最も実験的なアレンジが収録されている。ダークなユーモアと風刺を込めたタイトル曲「I-Feel-Like-I'm-Fixin'-to-Die」は彼らの代表曲となり、この時代で最もよく知られたプロテスト・ソングのひとつとなっている。その後、マクドナルドがウッドストックに出演するなど、さらなる成功を収めたが、1970年に解散するまで、グループのラインナップは変遷した。バンドのメンバーは、ソロのレコーディング・アーティストとして音楽業界で活動を続け、散発的に再結成している。
ディスコグラフィー
シングル
- "Not So Sweet Martha Lorraine" b/w "Masked Marauder" (1967) – #98 Billboard Hot 100
- "Janis" b/w "Janis (instrumental)" (1967)
- フー・アム・アイ b/w 恋の木曜日 "Who Am I" b/w "Thursday" (1968)
- アート・ロック・No. 1 "Rock and Soul Music (Part 1)" b/w "Rock and Soul Music (Part 2)" (1968)
- "Here I Go Again" b/w "Baby You're Driving Me Crazy" (1969)
- フィッキシン・トゥ・ダイ・ラグ "I Feel Like I'm Fixin' to Die Rag" b/w "Janis" (1969) - AUS #60[1]:184
- "Hang On" b/w "Hand of Man" (1971)
EP盤
- Talking Issue #1: Songs of Opposition, Rag Baby (1965)
- Country Joe and the Fish, Rag Baby (1966)
スタジオ・アルバム
- アートロックの使者 Electric Music for the Mind and Body (1967 (1967) – #39 US
- I-Feel-Like-I'm-Fixin'-to-Die (1967) – #67 US
- Together (1968) – #23 US
- カントリー・ジョー・アンド・ザ・フィッシュVOL.3 Here We Are Again (1969) – #48 US
- CJ Fish (1970) – #111 US, #34 AUS[1]:74
- リユニオン (1977)
ライブ・アルバム
- Live! Fillmore West 1969 (1994)
- Flyin' Back Home Again (San Francisco '68) (2020)
コンピレーション
- Greatest Hits, Vanguard (1969)
- The Life and Times of Country Joe and the Fish From Haight-Ashbury to Woodstock, Vanguard (1971)
- The Best of Country Joe & the Fish, Vanguard (1973)
- Collectors Items: The First Three EPs, Rag Baby (1980)
- Vietnam Experience (The Vietnam War, Dec 22 1961-May 7 1975), Rag Baby (1985)
- The Collected Country Joe and the Fish (1965 to 1970), Vanguard (1987)
- Time Flies By, Rag Baby (2012)[2]
脚注
- ^ a b Kent, David (1993). Australian Chart Book 1970–1992 (illustrated ed.). St Ives, N.S.W.: Australian Chart Book. ISBN 0-646-11917-6
- ^ カントリー・ジョー&ザ・フィッシュ - オールミュージック: Discography
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- Country Joe McDonald's Website
- Barry "The Fish" Melton's Homepage
- Country Joe & the Fish Legacy
- カントリー・ジョー&ザ・フィッシュ - Discogs
- Country Joe and the Fish at IMDb
- カントリー・ジョー&ザ・フィッシュのページへのリンク