カントリー・ジョー&ザ・フィッシュとは? わかりやすく解説

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カントリー・ジョー&ザ・フィッシュ

(カントリー・ジョー・アンド・ザ・フィッシュ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/02 20:02 UTC 版)

カントリー・ジョー&ザ・フィッシュ
Country Joe & the Fish
1967年
基本情報
出身地 アメリカ合衆国 カリフォルニア州 バークレー
ジャンル
活動期間 1965年〜1970年、1977年、2004年〜2006年 (カントリー・ジョー・バンドとして)、以後散発的に活動
レーベル
旧メンバー

カントリー・ジョー・マクドナルド

バリー・"ザ・フィッシュ"・メルトン
ゲイリー・"チキン"・ハーシュ
デヴィッド・ベネット・コーエン
ブルース・バーソール
デヴィッド・ゲッツ
ピーター・アルビン
ジョン・フランシス・ガニング
ポール・アームストロング
マーク・ライアン
グレゴリー・ルロイ・デューイ
マーク・カプナー
ダグ・メッツナー
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カントリー・ジョー&ザ・フィッシュCountry Joe and the Fish)は、1965年にカリフォルニア州バークレーで結成されたアメリカのサイケデリック・ロック・バンド。

概要

1960年代半ばから後半にかけて、サンフランシスコの音楽シーンに大きな影響を与えたグループのひとつである。バンドの音楽の多くは、結成メンバーのカントリー・ジョー・マクドナルドとバリー・"ザ・フィッシュ"・メルトンが書いたもので、歌詞は反戦抗議、自由恋愛、娯楽的薬物使用など、カウンターカルチャーにとって重要な問題を鋭く取り上げている。サイケデリアとエレクトロニック・ミュージックを融合させたバンドのサウンドは、革新的なギター・メロディと歪んだオルガンが特徴的で、アシッド・ロックの発展に重要な役割を果たした。

バンドは1966年にヴァンガード・レコードと契約する前に、アンダーグラウンド・サーキットで注目を集めるEPを2枚自主制作した。1967年にデビュー・アルバム『Electric Music for the Mind and Body』がリリースされた。このアルバムには、彼らの唯一の全米チャート入りシングル「Not So Sweet Martha Lorraine」と、最も実験的なアレンジが収録されている。ダークなユーモアと風刺を込めたタイトル曲「I-Feel-Like-I'm-Fixin'-to-Die」は彼らの代表曲となり、この時代で最もよく知られたプロテスト・ソングのひとつとなっている。その後、マクドナルドがウッドストックに出演するなど、さらなる成功を収めたが、1970年に解散するまで、グループのラインナップは変遷した。バンドのメンバーは、ソロのレコーディング・アーティストとして音楽業界で活動を続け、散発的に再結成している。

ディスコグラフィー

シングル

  • "Not So Sweet Martha Lorraine" b/w "Masked Marauder" (1967) – #98 Billboard Hot 100
  • "Janis" b/w "Janis (instrumental)" (1967)
  • フー・アム・アイ b/w 恋の木曜日 "Who Am I" b/w "Thursday" (1968)
  • アート・ロック・No. 1 "Rock and Soul Music (Part 1)" b/w "Rock and Soul Music (Part 2)" (1968)
  • "Here I Go Again" b/w "Baby You're Driving Me Crazy" (1969)
  • フィッキシン・トゥ・ダイ・ラグ "I Feel Like I'm Fixin' to Die Rag" b/w "Janis" (1969) - AUS #60[1]:184
  • "Hang On" b/w "Hand of Man" (1971)

EP盤

  • Talking Issue #1: Songs of Opposition, Rag Baby (1965)
  • Country Joe and the Fish, Rag Baby (1966)

スタジオ・アルバム

  • アートロックの使者 Electric Music for the Mind and Body (1967 (1967) – #39 US
  • I-Feel-Like-I'm-Fixin'-to-Die (1967) – #67 US
  • Together (1968) – #23 US
  • カントリー・ジョー・アンド・ザ・フィッシュVOL.3 Here We Are Again (1969) – #48 US
  • CJ Fish (1970) – #111 US, #34 AUS[1]:74
  • リユニオン (1977)

ライブ・アルバム

  • Live! Fillmore West 1969 (1994)
  • Flyin' Back Home Again (San Francisco '68) (2020)

コンピレーション

  • Greatest Hits, Vanguard (1969)
  • The Life and Times of Country Joe and the Fish From Haight-Ashbury to Woodstock, Vanguard (1971)
  • The Best of Country Joe & the Fish, Vanguard (1973)
  • Collectors Items: The First Three EPs, Rag Baby (1980)
  • Vietnam Experience (The Vietnam War, Dec 22 1961-May 7 1975), Rag Baby (1985)
  • The Collected Country Joe and the Fish (1965 to 1970), Vanguard (1987)
  • Time Flies By, Rag Baby (2012)[2]

脚注

  1. ^ a b Kent, David (1993). Australian Chart Book 1970–1992 (illustrated ed.). St Ives, N.S.W.: Australian Chart Book. ISBN 0-646-11917-6 
  2. ^ カントリー・ジョー&ザ・フィッシュ - オールミュージック: Discography

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