カルシウムリアクターとは? わかりやすく解説

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カルシウムリアクター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/19 06:20 UTC 版)

カルシウムリアクターとは、海棲生物飼育における水質調整器材のひとつである。

ベルリン式水槽などでミドリイシなどの造礁性サンゴ類を飼育する場合、水質上重要なパラメータはカルシウム濃度、或いは炭酸塩濃度KHである。水中のカルシウムイオンが欠乏するとサンゴが成長できなくなる。これを防ぐために塩化カルシウム水溶液を添加する方法もあるが、カルシウムイオンの濃度だけ増やしてもKHつまり炭酸水素イオンの濃度が低下してしまう、濃度の微調節が難しいなどの欠点がある。そこで、天然のカルシウムイオン・炭酸水素イオン供給原理である石灰岩風化を人工的に模した装置が考案された。これがカルシウムリアクターである。

原理

アラレ石などの炭酸カルシウム結晶(石灰岩)を円筒状の容器に入れ、強力なポンプで容器内の海水を循環させるとともに、二酸化炭素を適宜添加していく。すると二酸化炭素の溶解に伴って以下の反応が進行する。




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