カボンバとは? わかりやすく解説

ハゴロモモ属

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/05 01:48 UTC 版)

ハゴロモモ属(ハゴロモモぞく、学名: Cabomba)は、スイレン目ハゴロモモ科[注 1]に分類される2のうちの1つである(もう1つはジュンサイ属)。池沼の水中に生育する多年生の水草であり、細かく二叉分岐した葉を水中につける(図1a)。花は水上に咲き、花被片は白色、黄色、紫色など、3枚ずつ2輪につく(図1b)。約5種が含まれる。北米から南米熱帯域から温帯域に分布しているが、ハゴロモモ (フサジュンサイ) は世界中に帰化しており、日本でも見られる。


注釈

  1. ^ ジュンサイ科ともよばれ[4][5]、またスイレン科に含められることもあった[6]
  2. ^ Cabomba schwartzii は独立種として扱われることもある[1]

出典

  1. ^ a b c d Cabomba”. Plants of the World Online. Kew Botanical Garden. 2023年2月2日閲覧。
  2. ^ Cabomba Aubl.”. Tropicos.org. Missouri Botanical Garden. 2022年8月12日閲覧。
  3. ^ a b GBIF Secretariat (2021年). “Cabomba Aubl.”. GBIF Backbone Taxonomy. 2021年4月28日閲覧。
  4. ^ 伊藤元己 & 井鷺裕司 (2018). 新しい植物分類体系. 文一総合出版. pp. 68–69. ISBN 978-4829965306 
  5. ^ 米倉浩司・梶田忠. “植物和名ー学名インデックスYList”. 2021年4月17日閲覧。
  6. ^ 井上浩, 岩槻邦男, 柏谷博之, 田村道夫, 堀田満, 三浦宏一郎 & 山岸高旺 (1983). “種子植物門”. 植物系統分類の基礎. 北隆館. p. 224 
  7. ^ a b c d e f g h i j 伊藤元巳 (2015). “ジュンサイ科”. In 大橋広好, 門田裕一, 邑田仁, 米倉浩司, 木原浩 (編). 改訂新版 日本の野生植物 1. 平凡社. p. 45. ISBN 978-4582535310 
  8. ^ a b c d Stevens, P. F.. “Cabombaceae”. Angiosperm Phylogeny Website. Version 14, July 2017. 2021年4月17日閲覧。
  9. ^ a b カボンバの育て方と増やし方・トリミング・花の咲かせ方”. 水草水草.com (2019年11月9日). 2021年4月24日閲覧。
  10. ^ 千田義洋 (監修) (2013). アクアリウムの作り方・楽しみ方. 成美堂出版. ISBN 978-4415307572 
  11. ^ a b Mackey, A. P. (1996). “Cabomba (Cabomba spp.)”. Pest status review series - Land Protection Branch. Australia: Queensland Government Department of Natural Resources and Mines: 1–32. https://www.daf.qld.gov.au/__data/assets/pdf_file/0014/62006/IPA-Cabomba-PSA.pdf. 
  12. ^ a b Ørgaard, M. (1991). “The genus Cabomba (Cabombaceae)–a taxonomic study”. Nordic Journal of Botany 11 (2): 179-203. doi:10.1111/j.1756-1051.1991.tb01819.x. 
  13. ^ a b Govaerts, R., Dransfield, J., Zona, S., Hodel, D.R. & Henderson, A.. “World Checklist of Selected Plant Families”. Royal Botanic Gardens, Kew. 2021年4月22日閲覧。
  14. ^ IPNI (2021年). “Cabomba caroliniana”. International Plant Names Index (IPNI). 2021年4月22日閲覧。
  15. ^ Cabomba caroliniana”. Plants of the World Online. Kew Botanical Garden. 2021年4月21日閲覧。


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カボンバ

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金魚藻」の記事における「カボンバ」の解説

詳細は「ハゴロモモ属」を参照 ハゴロモモ科カボンバ属に分類される種の総称古くはカモンバ、キャボンバともいう。栽培は他の金魚藻比べて難しい。北米原産だが、日本でも野生化している外来種である。近縁種では、南米原産黄色っぽいをした「イエロー・カボンバ (Cabomba australis)」や、中南米原産の赤い「レッド・カボンバ(Cabomba piauhyensis)」も売られているが、普通の「カボンバ」として売られている種より、育成難しい。この仲間は完全に水中生活する沈水性の植物であり、水上葉作らないが、頭頂部が水面達すると、白い小さな花水上に出すことがある

※この「カボンバ」の解説は、「金魚藻」の解説の一部です。
「カボンバ」を含む「金魚藻」の記事については、「金魚藻」の概要を参照ください。

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