オーバータイム・エリートとは? わかりやすく解説

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オーバータイム・エリート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/06 01:41 UTC 版)

オーバータイム・エリート
Overtime Elite
今シーズン・大会:
2022-23
オーバータイム・エリートロゴ
競技 バスケットボール
創立 2021年
統治者 ダミエン・ウィルキンスGM
代表 ダン・ポーター
開始年 2021年
参加チーム 6
アメリカ合衆国
競技場 オーバータイム・エリート・アリーナ
前回優勝 シティ・リーパーズ(初優勝)
スポンサー Meta
ゲータレード
ステートファーム
公式サイト https://overtimeelite.com/

オーバータイム・エリートOvertime Elite)は、アメリカ合衆国ジョージア州アトランタを拠点とし、16〜20歳までの選手のみを対象とするプロバスケットボールリーグ。スポーツメディア企業オーバータイム英語版が運営を行なっている[1]

概要

2021年にスポーツメディア企業オーバータイムにより創設されたプロバスケットボールリーグで、16歳〜20歳までの選手が最低でも年間10万ドルの給与を受け取り、将来的なNBA入りを目指す[2]。ただし、任意でNCAAの大学へ進学する権利を保持したままにすることもできる。また、健康保険と身体障害保険が保障されており、プロ入りを諦めた選手には10万ドルが支払われる[3]

所属選手はバスケだけでなく、リーグが定めた教育カリキュラムにも参加し、一般的な高校で行われている授業に加え、金融リテラシーやSNSとの向き合い方、メンタルヘルスなどを学ぶ[4]

2021年4月には元NBA選手であり、NCAAのコネチカット大学でヘッドコーチ経験のあるケビン・オリー英語版を最初の指導者として迎え入れた[5]

2022年には元NBA選手のダミエン・ウィルキンスGMに就任[6]。同年7月にはパウ・ガソルカーメロ・アンソニージェイ・ウィリアムスが代表取締役に加わっている[7]

歴史

2021-22シーズン

創設初年度はチーム・オーバータイム、チーム・エリート、チームOTEの3チームでスタート。この3チームでのリーグ戦に加え、アメリカ国内の高校、プレップスクールとの対戦も行われた[8]

2021年5月には、2022年クラスでトップクラスの評価を受けていた双子のアサー・トンプソンアメン・トンプソンと契約した[9]

優勝決定戦ではチーム・エリートがチームOTEを破り、初優勝を飾った[10]。シーズン終了後にはチーム・オーバータイムのドミニック・バーローがNBAのサンアントニオ・スパーズツーウェイ契約を結び、リーグから輩出された最初のNBA選手となった[11]

2022年夏にはヨーロッパツアーを行い、ABAリーグKKメガ・バスケット英語版などと対戦した[12]

2022-23シーズン

2022年9月にリーグを6チームへ拡張することを発表した。従来の3チームをシティ・リーパーズ、YNGドリーマーズ、コールド・ハーツにリニューアルし、さらにヒルクレスト・プレップ、アワー・セイバー・ルーテランスクール英語版ワード・オブ・ゴッド・クリスチャンアカデミー英語版の3つの高校もリーグに加わった[13]

2023-24シーズン

所属チーム




脚注

  1. ^ Young, Jabari. “Overtime selects Atlanta for its basketball league that pays 16- to 18-year-olds $100,000” (英語). CNBC. 2022年10月11日閲覧。
  2. ^ Draper, Kevin (2021年3月4日). “A New League’s Shot at the N.C.A.A.: $100,000 Salaries for High School Players” (英語). The New York Times. ISSN 0362-4331. https://www.nytimes.com/2021/03/04/sports/basketball/overtime-league-high-school-pay.html 2022年10月11日閲覧。 
  3. ^ Inside the New Basketball League Paying High Schoolers Six-Figure Salaries” (英語). Time. 2022年10月11日閲覧。
  4. ^ Overtime Elite rolls out its pathway to the pros” (英語). www.sportsbusinessjournal.com. 2022年10月11日閲覧。
  5. ^ Gleeson, Scott. “Former UConn men's basketball coach Kevin Ollie to coach Overtime Elite, a league designed for top prep players” (英語). USA TODAY. 2022年10月11日閲覧。
  6. ^ Williams, Lauren. “Overtime Elite’s Damien Wilkins adding to family legacy” (English). The Atlanta Journal-Constitution. ISSN 1539-7459. https://www.ajc.com/sports/damien-wilkins-adds-to-family-legacy-as-head-of-overtime-elite/S6SCL66G6ZBINDHB2VJHK5TOIQ/ 2022年10月11日閲覧。 
  7. ^ Pau Gasol joins Overtime Elite Board” (英語). Eurohoops (2022年7月22日). 2022年10月11日閲覧。
  8. ^ Overtime Elite kicks off opening night with new rules, three wins and a buzzer-beater victory” (英語). Zagsblog (2021年10月30日). 2022年10月11日閲覧。
  9. ^ Five-star prospects Amen and Ausar Thompson sign with Overtime Elite” (英語). The Rookie Wire (2021年5月25日). 2022年10月11日閲覧。
  10. ^ LoRé, Michael. “After Successful Inaugural Season, Overtime Elite Wants To Keep Forging Alternative Path To Pro Basketball” (英語). Forbes. 2022年10月11日閲覧。
  11. ^ SPURS SIGN DOMINICK BARLOW TO TWO-WAY CONTRACT” (英語). www.nba.com. 2022年10月11日閲覧。
  12. ^ From 6-foot-9 dream board to a gamble on Overtime Elite: How Amen and Ausar Thompson could become NBA stars” (英語). ESPN.com (2022年8月31日). 2022年10月11日閲覧。
  13. ^ Overtime Elite Announce Rosters and League Expansion 2022-23 - Boardroom - USASPORTS.NEWS” (英語) (2022年9月21日). 2022年10月11日閲覧。

外部リンク




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