オッシコーンとは? わかりやすく解説

オシコーン

(オッシコーン から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/03 22:37 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
キリンのオシコーン
オカピのオシコーン
絶滅動物のオシコーン

オシコーン(Ossicones)はキリン科[1]である。でおおわれており、生え変わりはしない。この点で枝角とも洞角とも異なる。

構造

オシコーンは、外面を覆う皮膚と骨の芯で構成される[2]。出生当初は頭蓋骨に付着していないが、性的成熟時に頭蓋骨に融合する[2]。キリン科では、オスとメスとも、頭蓋骨の頭頂骨に一対のオシコーンを持っているが、オスは通常、前頭骨の中央にさらに1本のオシコーンがある[3]キリンではその他にも後頭骨、目の上などにもオシコーンが生じ得る[3]

機能

オスは繁殖の際の闘争に用いる。そのため、オスはメスより大きく、厚いオシコーンを持つ[4]。オシコーンは動物の頭に重さを加えるため、相手により大きな致命的な打撃を与えることを可能にしている。

脚注

  1. ^ 現生ではキリンオカピの2種
  2. ^ a b Ganey, Tim; Ogden, John; Olsen, John (1990). “Development of the giraffe horn and its blood supply” (英語). The Anatomical Record 227 (4): 497–507. doi:10.1002/ar.1092270413. ISSN 1097-0185. https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/ar.1092270413. 
  3. ^ a b Spinage, C. A. (1968). “Horns and Other Bony Structures of the Skull of the Giraffe, and Their Functional Significance” (英語). African Journal of Ecology 6 (1): 53–61. doi:10.1111/j.1365-2028.1968.tb00900.x. ISSN 1365-2028. https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/j.1365-2028.1968.tb00900.x. 
  4. ^ Geist, Valerius (1966). “The Evolution of Horn-Like Organs”. Behaviour 27 (1): 175–214. doi:10.1163/156853966x00155. 

関連項目


オッシコーン(キリン科)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 12:33 UTC 版)

「角」の記事における「オッシコーン(キリン科)」の解説

キリンの角は5本(頭の上2本と目の間に1本、後頭部に2本)あり、加齢とともに大きくなるオスにもメスにもある。頭頂部の2本の角はネッキングといわれる戦いの際に使用されるが、ほかの3本の角は、進化前の名残りではないかともいわれている。この角は頭骨一部隆起して出来た突起皮膚被ったのである。同じキリン科でもオカピの角は2本で、オスしかないキリン科の角は、英語ではOssicone(オッシコーン)と呼ばれている。

※この「オッシコーン(キリン科)」の解説は、「角」の解説の一部です。
「オッシコーン(キリン科)」を含む「角」の記事については、「角」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「オッシコーン」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「オッシコーン」の関連用語

オッシコーンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



オッシコーンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのオシコーン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの角 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS