エンパイア回廊とは? わかりやすく解説

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エンパイア回廊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/10 20:14 UTC 版)

赤線がエンパイア回廊(アメリカ連邦鉄道局
エンパイア回廊も走るメープルリーフ列車は米国とカナダを結ぶ

エンパイア回廊(エンパイアかいろう、英語: Empire Corridor)は、アメリカ合衆国東海岸にあるニューヨーク市から北へ、ニューヨーク州を横断する鉄道路線をいう。

概要

エンパイア回廊はニューヨーク市から北へニューヨーク州の州都オールバニーを経て、西へシラキューズバッファローなどを経て、ナイアガラフォールズ まで達する、740キロメートル(460マイル)を結ぶ鉄道路線である。ニューヨーク州の愛称がエンパイア・ステートなので、この名称である。

長距離旅客用にはアムトラックエンパイア号メープルリーフ号が全線に渡って走っていて、後者はさらにカナダトロントまで行き、出発駅(終点駅)はニューヨーク市のペンシルベニア駅北東回廊に接続している。また、メトロノース鉄道グランドセントラル駅からポキプシー駅まで通勤列車を運行している。

エンパイア回廊は連邦政府の高速鉄道計画(High-speed rail in the United States)の11路線のひとつである。[1]

この回廊は高速道路ニューヨーク・ステート・スルーウェイ」とほぼ同様な路線を通るが、ニューヨーク市からオールバニーまでは大体ハドソン川の東岸側(左岸側)を通り、高速道路はタッパンジー橋を渡ってから西岸側(右岸側)を通る。オールバニーから西へはスルーウェイと同じくモホーク川のゆるやかな渓谷を行く。

かつてはニューヨーク・セントラル鉄道の本線で、全ての列車がグランド・セントラル駅を起点としていたが、1968年のペンシルバニア鉄道との合併に伴い両社の線路が連結され、長距離列車のターミナルはペン駅 に統一された。

現在は、CSXトランスポーテーションがエンパイア回廊の大部分であるナイアガラフォールズからポキプシーまでを所有し[2]、ポキプシーから南はメトロノース鉄道が所有している。メトロノースの区間はハドソン線と呼ばれている。電化されているのはクロトン・ハーモン駅から南のわずかな区間のみである。

主な停車駅

参照項目

脚注

外部リンク




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