エレクテウスの子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 17:08 UTC 版)
このケクロプスはアテーナイ王エレクテウスとプラークシテアーの子で、パンドーロス、メーティオーン、プロクリス、クレウーサ、オーレイテュイアと兄弟。エウパラモスの娘メーティアドゥーサとの間にパンディーオーンをもうけた。 父エレクテウスはアテーナイとエレウシースが戦争になったとき、自分の娘を犠牲にしてエレウシースに味方したトラーキア王エウモルポスを殺した。しかしこれがポセイドーンの怒りを招き、エレクテウスは滅ぼされた。このため息子のケクロプスと兄弟たちの間で王位をめぐって争いが起き、クレウーサの夫クスートスが裁定を下してケクロプスを王とした。しかし後にメーティオーンの息子たちが内乱を起し、息子のパンディーオーンはメガラへ、ケクロプス自身はエウボイア島に亡命した。
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