エマニュエル・クレリコ

ウィキペディア

エマニュエル・クレリコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/02/28 06:54 UTC 版)

エマニュエル・クレリコ
基本情報
国籍	フランス
生年月日	(1969-12-30) 1969年12月30日（55歳）
出身地	フランス・ パリ
ル・マン24時間での経歴 年 1997, 1999–2002 チーム La Filière Elf , Paul Belmondo Racing , Pescarolo Sport and DAMS 最高位 4th (2000) クラス優勝 0

エマニュエル・クレリコ（仏: Emmanuel Clérico、1969年12月30日 - ）は、フランスの元レーシングドライバー。

経歴

フランスでの活躍

クレリコは1990年よりフランス・フォーミュラ・ルノーで活躍。同年にランキング10位に入り、1991年に4位へとランキングを上げる。1992年からフランスF3選手権にステップアップ。F3デビューシーズンながら2勝、2位3回など結果を残しチャンピオンを獲得したフランク・ラゴルスに次ぐシリーズランキング2位を獲得した。

フォーミュラ3000

1993年までフランスF3に参戦し、1994年からカテゴリーを上げ国際F3000選手権への参戦を開始。同年はラルースF1をテストドライブする機会もあった。1995年の国際F3000では2度のファステストラップを記録し、エストリル・サーキットで2位表彰台に立った。

1996年にF1フォルティを買収しての新規参戦を構想していたシャノンレーシングと契約し、シャノンのF3チームからドイツF3選手権に参戦。しかしシャノンと、フォルティのボスであるグイド・フォルティとの間で、シャノンからの資金不払いに関連する論争が起こり、結果フォルティ・コルセの破産とF1からの撤退をもたらした。F1以外のシャノンレーシングが管理していた他のカテゴリーのチームも活動停止となり、クレリコの参戦も96年シーズン途中で撤退を強いられた。1997年は古巣のアポマトクスから国際F3000選手権にスポット参戦したが、それが最後のフォーミュラレースとなった。

スポーツカーレース

1997年からはFIA GT選手権に参戦した。1997年と1999年から2002年までル・マン24時間レースにも出場。オリビエ・グルイヤール、セバスチャン・ボーデと組んだ2000年には総合4位の成績を残した。

レース戦績

フランス・フォーミュラ3選手権

年	エントラント	シャーシ	エンジン	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	順位	ポイント
1992年	プロマテクメ	ダラーラF392	オペル	LED 2	NOG 1	MAG 1	DIJ 3	PAU 8	ROU Ret	MAG 2	LEC 5	ALB Ret	BUG Ret	CET 2	2位	86
1993年		ダラーラF393		LED 5	NOG 2	DIJ 2	PAU 3	ROU 2	MAG 20	LEC 5	ALB	BUG	VDV		5位	62

• 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。

ドイツ・フォーミュラ3選手権

年	エントラント	シャーシ	エンジン	クラス	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	13	14	15	順位	ポイント
1996年	シャノンレーシング	ダラーラF395	オペル	A	HOC	HOC	NÜR 12	NÜR 8	NÜR Ret	NOR 15	NOR 9	DIE 2	DIE 7	NÜR DNS	NÜR DNS	MAG	MAG	HOC	HOC	15位	24

• 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。

国際F3000選手権

年	チーム	シャーシ	エンジン	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	順位	ポイント
1994年	アポマトクス	レイナード 94D	コスワース	SIL Ret	PAU Ret	CAT Ret	PER Ret	HOC 15	SPA Ret	EST 7	MAG Ret			NC	0
1995年		レイナード 95D		SIL Ret	CAT 4	PAU 7	PER Ret	HOC 4	SPA 6	EST 2	MAG 5			6位	15
1997年		ローラ T96/50	ザイテック-ジャッド KV	SIL	PAU	HEL	NÜR 12	PER	HOC	A1R	SPA	MUG	JER	NC	0

• 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ (key)。