エダウチヘゴとは? わかりやすく解説

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エダウチヘゴ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/13 00:45 UTC 版)

エダウチヘゴ
分類
: 植物界 Plantae
: 維管束植物門 Tracheophyta
亜門 : 大葉植物亜門 Euphyllophytina
: 大葉シダ綱 Polypodiopsida
亜綱 : 薄嚢シダ亜綱 Polypodiidae
: ヘゴ目 Cyatheales
: ヘゴ科 Cyatheaceae
: ヘゴ属 Alsophila
: エダウチヘゴ A. fenicis
学名
Alsophila fenicis
(Copel.)C.Chr.[1]
シノニム

[1]

  • Alsophila fujiiana Nakai
  • Cyathea fenicis Copel.
  • Cyathea fujiiana (Nakai) Domin
  • Cyathea fujiiana (Nakai) Tagawa

エダウチヘゴ(枝打杪欏[2]学名: Alsophila fenicis)は、フィリピン台湾蘭嶼が原産の木生シダである。湿林、森林辺縁部、丘の斜面等で育つ。幹は直立し、高さ1m、直径約6cmになる。羽葉は三回羽状で、長さ1.5-2mである。特徴として、最も低い羽片を通常欠いている。葉柄には棘があり、色は茶色から紫-濃茶色である。長い濃茶色の鱗片と小さい茶色の鱗片の2種類の鱗片に覆われている。鱗片の色が淡いこともある。胞子嚢群は丸く、小羽片の中央脈の両側に2列に並ぶ。外見が鱗片に似る非常に小さな包膜で覆われる[3]

Cyathea fujiianaは、この種のシノニムである。C. fujiianaタイプ標本は、1924年5月にササキらが蘭嶼で収集した[3]Alsophila fenicis Posth.は、Sphaeropteris elmeriのシノニムである[4]

種小名fenicisは、フィリピンのバタン島でタイプ標本を収集したエウジェニオ・フェニックスを記念したものである。この標本は、第二次世界大戦中にマニラハーバリウムで破壊されてしまった[3]

出典

  1. ^ a b Hassler, Michael & Schmitt, Bernd (June 2019), “Alsophila fenicis”, Checklist of Ferns and Lycophytes of the World, 8, オリジナルの2017-09-02時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20170902225743/http://worldplants.webarchiv.kit.edu/ferns/ 2019年8月22日閲覧。 
  2. ^ 平凡社 編「エダウチヘゴ(枝打杪欏)」『大辞典』 第四、平凡社、1934年、30頁。 
  3. ^ a b c Large, Mark F. & Braggins, John E. (2004), Tree Ferns, Timber Press, p. 132, ISBN 978-0-88192-630-9, https://archive.org/details/treeferns00mark/page/132 
  4. ^ Hassler, Michael & Schmitt, Bernd (June 2019), “Sphaeropteris elmeri”, Checklist of Ferns and Lycophytes of the World, 8, オリジナルの2017-09-02時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20170902225743/http://worldplants.webarchiv.kit.edu/ferns/ 2019年8月22日閲覧。 



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