ウェス・クレイヴン’s カースドとは? わかりやすく解説

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ウェス・クレイヴン's カースド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/12 08:42 UTC 版)

ウェス・クレイヴン's カースド
Cursed
監督 ウェス・クレイヴン
脚本 ケヴィン・ウィリアムソン
製作 マリアンヌ・マッダレーナ
ケヴィン・ウィリアムソン
音楽 マルコ・ベルトラミ
撮影 ロバート・マクラクラン
編集 パトリック・ルシエ
配給 ディメンション・フィルムズ
ギャガ
公開 2005年2月25日
2006年3月18日
上映時間 97分
製作国 アメリカ合衆国
ドイツ
言語 英語
製作費 $35,000,000
興行収入 $19,294,900
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ウェス・クレイヴン's カースド』(Cursed)は、2005年アメリカ合衆国のホラー映画。監督はウェス・クレイヴン

この映画はロサンゼルスを舞台にし、人狼を題材にした作品である。(ただし、特殊効果を要する場面はカナダマニトバ州ウィニペグで撮影された。)

ストーリー

エリーと、その弟でおたくっぽい高校生のジミーは運転中に飛び出してきた謎の獣に接触し、対向車と事故を起こす。相手の女性ドライバーは救出の甲斐なく、謎の獣に襲われて死亡。2人も襲われ、軽傷を負う。

この日を境に、エリーとジミーに異常な変化が現われ始める。研ぎすまされる感覚、驚異的に増す身体能力、血の匂いと生肉に惹かれ、手のひらにはいにしえから連鎖する“野獣の呪い”(カースド)の刻印が現われる。その影響でジミーは片思いの相手ブルックと両思いになり、おまけに実はゲイだったいじめっ子ボーにまで告白もされてしまう。自分達が次第に人狼化していることを自覚するエリーとジミー。同時に謎の獣によって、エリーの同僚であるベッキーとジェミーが殺される。さらに飼い犬ジッパーもジミーを噛んだ事によりモンスター化し襲い掛かってくる始末。

実は姉弟を襲った謎の獣の正体はエリーの彼氏であるジェイクであった。ジェイクは呪われて生まれたのだ。またエリーの親友ジョアニーもかつてジェイクと付き合っていた頃に噛まれ、人狼化していた。ベッキーとジェミーを襲ったのは、ジェイクに色目を使う二人に嫉妬したジョアニーの仕業だった。 そして今、ジョアニーはジミー、エリー姉弟にも襲い掛かってくる。やがて駆けつけた警官隊によりジョアニーは射殺された。 帰宅した2人をジェイクが待っていた。その時、ついにエリーとジミーに本当の変身の時が訪れる。呪いを解くには呪いの発信者、即ちジェイクを殺すしかない。ジェイクはエリーとジミーにこのまま人狼の仲間になること強要しようとするが拒絶され、2人を殺そうとする。激戦の末、エリーとジミーはジェイクの首をはねることにより野獣の呪いを解き、ジッパー共々、元に戻るのであった。

キャスト

制作

この映画は製作・脚本の問題で1年以上も制作が長引き、スケジュールの関係などで 降板したキャストも出てきた。降板したキャストの中にはスキート・ウールリッチ, マンディ・ムーアオマー・エップスイリーナ・ダグラスヘザー・ランゲンカンプスコット・フォーリーロバート・フォスターコリー・フェルドマンなどもおり、中には撮影後に監督のウェス・クレイヴンとけんかして降板したキャストもいた。

ジミーの高校の場面は『バフィー 〜恋する十字架〜』のサニーデール高校として、また『ビバリーヒルズ高校白書』でも使われたことがあるトーランス高校と、ヴェルデューゴ・ヒル高校[1] で撮影された。

アメリカ合衆国での公開の際、はっきりした暴力表現があるとのことでMPAAが R指定にしようとしたが、制作者側は多くの人に見てもらうためにPG-13指定に下げてほしいと望み、編集したうえでPG-13指定にしてもらった。

カナダにおいては無修正版が劇場公開され、 アルバータ州マニトバ州オンタリオ州では14A指定に、Maritimes (公開後)では14指定に、ケベック州では13+指定された。 ブリティッシュコロンビア州では18A指定になったが、観客数が振るわず[2]、アメリカ合衆国の修正版を公開したところ、14A指定になった。

公開・DVDリリース

この映画の北米での公開は2005年2月25日。北米での興行収入は約1900万ドル。

アメリカ合衆国でのDVDリリースは2005年6月21日で、PG13指定を受けた劇場公開版と、無修正版の2つがリリースされた。無修正版は劇場公開版より3分長い。

カナダでは、 Alliance Atlantis が無修正版DVDだけを発売し、表紙も元々の劇場公開版に合わせた。

批評

Rotten Tomatoesでの "Rotten"度は17% で、「先の読める展開と、安っぽい特殊メイクであまり怖くなかった」とまとめてあった[3]

脚注

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