ウィリアム・ラボフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/31 14:20 UTC 版)
| 人物情報 | |
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| 生誕 |  1927年12月4日 | 
    
| 死没 | 2024年12月17日(97歳没) | 
| 出身校 |  ハーバード・カレッジ, B.A. (1948) コロンビア大学, M.A. (1963), Ph.D. (1964)  | 
    
| 配偶者 |  
      
 
        ジリアン・サンコフ(結婚 1993年)
         
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| 子供 | 7人(養女のアリス・ゴフマンを含めて) | 
| 学問 | |
| 研究機関 |  コロンビア大学  ペンシルベニア大学  | 
    
| 博士課程指導教員 | ユリエル・ワインライク | 
| 主な業績 | 言語のバリエーションに関する研究 | 
| 脚注
       
       ラボフ氏の履歴書
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ウィリアム・ラボフ(英語: William Labov, [ləˈboʊv] 1927年12月4日 - 2024年12月17日[1])は、アメリカ合衆国の言語学者でペンシルベニア大学の教授。社会言語学、方言学を研究する。1963年のマーサズ・ヴィニヤードの社会的方言を扱った修士論文で注目を浴びる[2]。ニューヨークの調査を発表したThe Social Stratification of English in New York City (1966)は学界に大きな影響を与える。黒人英語を独自の体系を持った言語として擁護し、下層の黒人の標準語の教育を充実させるべきだと主張した。
略歴
- 1927年 - アメリカのニュージャージー州のラザフォードで生まれる。
 - 1948年 - ハーバード大学を卒業する。
 - 1949年~1961年 - 化学関連の企業で働く。
 - 1963年 - 言語学に転向しコロンビア大学に入り博士号をとる。
 - 1964年~1970年 - 同大学助教授。
 - 1971年 - ペンシルベニア大学の教授になる。
 - 1977年 - 同大学の言語研究室の主任になる。
 
著書
- Language in the Inner City: Studies in Black English Vernacular (1972)
 - Principles of Sociolinguistic Patterns (1972)
 - Linguistic Change (vol.I Internal Factors, 1994; vol.II Social Factors, 2001)
 - The Atlas of North American English (2006).(共著Sharon Ash, Charles Boberg)
 
脚注
- ^ “Language Log » Bill Labov” (2024年12月17日). 2024年12月18日閲覧。
 - ^ ピーター・トラッドギル『言語と社会』(岩波新書 1975年)。
 
外部リンク
固有名詞の分類
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