インペラトリス (競走馬)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/30 22:13 UTC 版)
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この記事は現役競走馬を扱っています。
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インペラトリス | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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欧字表記 | Imperatriz | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
品種 | サラブレッド | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
性別 | 牝 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
毛色 | 黒鹿毛 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
生誕 | 2018年8月16日(5歳・現地表記) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
父 | I Am Invincible | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
母 | Berimbau | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
母の父 | Shamardal | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
生国 | ![]() |
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生産者 | Raffles Dancers | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
馬主 | Te Akau Invincible Empress Racing Partnership | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
調教師 | Mark Walker(新国) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
競走成績 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
生涯成績 | 23戦17勝 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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インペラトリス(Imperatriz)は、ニュージーランドの競走馬である。主な勝ち鞍は2022年のレヴィンクラシック、ブリーダーズステークス、2023年のレイルウェイステークス、ワイカトスプリント、ウィリアムリードステークス、モイアステークス、マニカトステークス、チャンピオンズスプリント。
概要
2歳(2020/2021年シーズン)
11月27日にオタキ競馬場にてデビューして初勝利を挙げる。
年が明けて1月1日のエクリプスステークス(G2)に出走してグループ競走初制覇を果たす。
3歳(2021/2022年シーズン)
9月4日のノースランドブリーダーズステークス(G3)から始動して勝利してグループ競走2勝目。9月23日のゴールドトレイルステークス(G3)を3着。10月26日のソリロキーステークス(G3)を制してグループ競走3勝目を挙げた。
その後は11月13日のニュージーランド1000ギニー(G1)に1番人気で出走するも、後方から追い込むも届かずにザパーフェクトピンクの4着に敗れた[1]。
2月4日のアルマンゾルステークス(G3)から始動して2着に入る。続いて2月28日のリサチティックプレートに出走して勝利を挙げた。
3月19日のレヴィンクラシック(G1)では1番人気で出走。馬場の中央から突き抜けてG1初制覇を果たした[2]。
続いて4月16日のブリーダーズステークス(G1)では好位の3番手に付けると、直線半ばから先頭に立って後続との差を広げて5馬身差の圧勝で2度目のG1制覇を飾った[3]。
4歳(2022/2023年シーズン)
8月8日のケリケリカップから始動して勝利。続いて8月28日のフォックスブリッジステークス(G2)も勝利した。
9月14日のチャレンジステークス(G1)では1番人気の支持を受けるもダークデストロイヤーの4着[4]。10月8日のウィンザーパークプレート(G1)でも1番人気となるも8着に敗れた[5]。
1月1日のレイルウェイステークス(G1)では3番人気での出走。後方から馬群を中を通って進出して粘り込みを図るバビロンベルリンを0.2馬身差で交わしてG1・3勝目を挙げた[6]。
続いて1月21日のウェストバリークラシック(G2)に単勝オッズ1.5倍の圧倒的な支持を集めての出走。好位から抜群の手応えで捩じ伏せて勝利を収めた[7]。
2月11日のワイカトスプリント(G1)では中団追走から前で粘るバビロンベルリンをあっさり交わしてそのまま突き放して決着。4馬身半差の圧勝で4度目のG1制覇を飾った[8]。
その後は3月4日オーストラリアのカンタベリーステークス(G1)に出走して2番手から押し切りを図るも、中団から末脚を炸裂させたアルトーリアスに差し切られてしまい0.15馬身差の2着に敗れた[9]。
3月24日のウィリアムリードステークス(G1)では1番人気で出走。後方待機から道中で外から少しずつ位置取りを上げていき3番手で直線へ向かう。残り150m付近で先頭に立つと後方から追い上げるベラニポティナを1馬身差で退けて5度目のG1制覇を果たした[10]。
5歳(2023/2024年シーズン)
9月9日のマクエウェンステークス(G2)から始動。後方2番手で追走して最後方から先に捲ったギガキックを捲り返して2着ロスファイアに2馬身半差の快勝。勝ち時計は従来のトラックレコードを0秒16更新した[11]。
9月29日のモイアステークス(G1)では1番人気で出走。後方2番手から最終コーナーで大外を通って進出。直線では鋭い伸びを発揮して、先に抜け出していたアスフォーラを捕らえて1.25馬身差の快勝。人気に応えてG1・6勝目を挙げた[12]。
10月28日のマニカトステークス(G1)では単勝オッズ1.40倍という圧倒的な支持を受けて出走。好発馬を切って先頭に立ち後続を牽引。残り500mで後続勢の騎手の腕が動き始めるも、それを尻目に楽々と加速。最終コーナー手前で鞍上が軽く気合いを付けると後続との差を広げて、最後は流す余裕を見せながらも2着アイアムミーに3.25馬身差を付けて決着。7度目のG1制覇を逃げ切り圧勝で決めた[13]。
11月11日のチャンピオンズスプリント(G1)も1番人気で出走。中央から外埒沿いに固まった馬群で追走。そこから真っ直ぐに抜け出して、後方からブエノスノーチェスが追い上げてくるも余力十分に振り切って0.5馬身差で制した。今回で8度目のG1制覇であり、ウィリアムリードステークスから5連勝となった[14]。
血統表
インペラトリスの血統 | (血統表の出典) | |||
父系 | ダンジグ系 |
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父
I Am Invincible 鹿毛 2004 |
父の父
Invincible Spirit鹿毛 1997 |
Green Desert | Danzig | |
Foreign Courier | ||||
Rafha | Kris | |||
Eljazzi | ||||
父の母
Cannarelle鹿毛 1998 |
Canny Lad | Bletchingly | ||
Jesmond Lass | ||||
Countess Pedrille | Zoffany | |||
Sister Pedrille | ||||
母
Berimbau 黒鹿毛 2011 |
Shamardal 鹿毛 2002 |
Giant's Causeway | Storm Cat | |
Mariah's Storm | ||||
Helsinki | Machiavellian | |||
Helen Street | ||||
母の母
Percussive栗毛 2005 |
Encosta de Lago | Fairy King | ||
Shoal Creek | ||||
So Striking | Pre Emptive Strike | |||
Madayao | ||||
母系(F-No.) | Belgrade Turk Mare(FN:22) | |||
5代内の近親交配 | Northern Dancer:S5×M5 |
脚注
- ^ “ザパーフェクトピンクがNZ1000ギニー制す、リチャーズ師は上位4着まで独占 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2023年11月30日閲覧。
- ^ “NZのG1レヴィンクラシック、浅野騎手は3着 柳田騎手は6着 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2023年11月30日閲覧。
- ^ “インペラトリスがNZサラブレッドブリーダーズS圧勝、コヴェンティーナベイを寄せ付けず | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2023年11月30日閲覧。
- ^ “NZシーズン最初のG1タージノT、ダークデストロイヤーが大外から差し切り | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2023年11月30日閲覧。
- ^ “NZダービーで1番人気だったラクリック、アローフィールドスタッドプレートでG1初制覇 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2023年11月30日閲覧。
- ^ “NZの浅野一哉騎手、2023年の世界初G1レイルウェイSで惜しくも2着 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2023年11月30日閲覧。
- ^ “NZの牝馬G2ウェストバリークラシック、インペラトリスが圧倒的人気に応える | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2023年11月30日閲覧。
- ^ “NZの浅野一哉騎手とバビロンベルリン、G1BCDスプリントでも不運な2着 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2023年11月30日閲覧。
- ^ “欧州遠征で善戦のアルトーリアス、復帰戦の豪G1カンタベリーS制覇 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2023年11月30日閲覧。
- ^ “豪G1ウィリアムリードS、インペラトリスが5度目のG1制覇 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2023年11月30日閲覧。
- ^ “豪G2マクエウェンS、NZから遠征のインペラトリスがレコード勝ち | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2023年11月30日閲覧。
- ^ “インペラトリスが6度目のG1制覇、モイアSを差し切り勝ち | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2023年11月30日閲覧。
- ^ “豪G1マニカトS、インペラトリスが軽い気合いづけで圧逃 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2023年11月30日閲覧。
- ^ “NZのインペラトリス、豪ヴィクトリアレーシングクラブSで8度目のG1制覇 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2023年11月30日閲覧。
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、Racing Post
- インペラトリス (競走馬)のページへのリンク