イシュ・スミスとは? わかりやすく解説

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イシュ・スミス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/27 00:34 UTC 版)

イシュ・スミス
Ish Smith
ワシントン・ウィザーズでのスミス
(2020年)
ワシントン・ウィザーズ
役職 スカウト
所属リーグ NBA
基本情報
愛称 Ish
国籍 アメリカ合衆国
生年月日 (1988-07-05) 1988年7月5日(36歳)
出身地 ノースカロライナ州シャーロット
身長(現役時) 183cm (6 ft 0 in)
体重(現役時) 79kg (174 lb)
キャリア情報
高校 セントラル・カバラス高等学校英語版
大学 ウェイクフォレスト大学
NBAドラフト 2010年 / ドラフト外
プロ選手期間 2010年–2024年
ポジション PG
背番号歴 1、3、4、5、8、10、12、13、14、15
経歴
2010–2011 ヒューストン・ロケッツ
2011 リオグランデバレー・バイパーズ
2011 メンフィス・グリズリーズ
2011–2012 ゴールデンステート・ウォリアーズ
20122013 オーランド・マジック
2013 ミルウォーキー・バックス
2013–2014 フェニックス・サンズ
2014–2015 オクラホマシティ・サンダー
2015 フィラデルフィア・76ers
2015 ニューオーリンズ・ペリカンズ
2015–2016 フィラデルフィア・76ers
20162019 デトロイト・ピストンズ
20192021 ワシントン・ウィザーズ
2021–2022 シャーロット・ホーネッツ
2022 ワシントン・ウィザーズ
2022–2023 デンバー・ナゲッツ
2023–2024 シャーロット・ホーネッツ
受賞歴
NBA通算成績
得点 5712(7.1 ppg)
リバウンド 1920(2.4 rpg)
アシスト 3044(3.8 apg)
Stats  Basketball-Reference.com
Stats  NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

イシュマエル・ラリー・スミスIshmael Larry Smith, 1988年7月5日 - )は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州シャーロット出身のプロバスケットボール選手。ポジションはポイントガード。NBA史上最多となる13チームに在籍経験がある。

経歴

ノースカロライナ州の高校から大学も地元のウェイク・フォレスト大学に進学し、4年間活躍したスミスだったが、2010年のNBAドラフトでは、どのチームからも指名を受けること出来なかったものの、8月19日にヒューストン・ロケッツ契約した[1]。しかし、翌年2月にメンフィス・グリズリーズに放出されてからは、あらゆるチームと契約・トレード・解雇を繰り返すシーズンが続く。

その後2014-15シーズンはオクラホマシティ・サンダーに所属していたものの、2015年2月19日のトレード期限日に、ロースター枠の調整の為に解雇され、3日後にフィラデルフィア・76ersと契約[2]。するとスミスは、トレード期限日に2013-14シーズン新人王のマイケル・カーター=ウィリアムズに見切りを付け(ミルウォーキー・バックスに放出)、空席になっていたポイントカードのポジションを、トレードで加入したアイザイア・カナアンと競い合う型で先発出場の機会を与えられ、25試合出場で14試合に先発で起用され、平均27.1分に出場、12.0得点、6.1アシストを記録し、自己最高のシーズンを送った。

2015-16シーズンは、開幕前にワシントン・ウィザーズにキャンプに参加するも、10月24日に解雇され、2日後にニューオーリンズ・ペリカンズと契約[3]。するとスミスは、ここでもタイリーク・エバンスドリュー・ホリデーなど、開幕から負傷者が続出したペリカンズで重宝され、11月7日のダラス・マーベリックス戦で17得点、12アシストを記録し、自身初のダブル・ダブルを達成。開幕5連敗を喫していたペリカンズにシーズン初勝利をもたらし[4]、更に20日のサンアントニオ・スパーズ戦でも、17得点に加え自己最多の13アシストのダブル・ダブルの活躍で、またしても5連敗を喫していたチームを救う104-90の勝利に貢献した[5]

12月24日に将来の2巡目ドラフト指名権とのトレードで、わずか半年でフィラデルフィア・76ersに復帰[6]。再加入直後の26日のフェニックス・サンズ戦で早速先発で起用され、14得点、5アシストを記録し、12連敗中だった76ersにシーズン2勝目をもたらした[7]。チームは低迷の苦しんだものの、スミスは自己最高の平均14.7得点、7.0アシストを記録した。

2016年7月1日にデトロイト・ピストンズと3年契約を結んだ[8]

2019年7月9日にワシントン・ウィザーズに移籍した[9]

2021年8月7日に故郷であるシャーロット・ホーネッツと契約した[10]

2022年2月10日にモントレズ・ハレルとのトレードで、バーノン・キャリー・ジュニアと共にワシントン・ウィザーズに移籍した[11]

6月30日にモンテ・モリスウィル・バートンとのトレードで、ケンテイビアス・コールドウェル=ポープと共にデンバー・ナゲッツへ移籍した[12]

2023年10月24日に2シーズン前に所属していたシャーロット・ホーネッツと契約を結んだが[13]、2024年2月8日に解雇された[14]

個人成績

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ
  優勝シーズン     リーグリーダー

NBA

レギュラーシーズン

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2010–11 HOU 28 3 11.8 .386 .375 .700 1.5 2.3 .5 .1 3.4
MEM 15 0 7.5 .344 .000 .455 .3 1.0 .3 .0 4.5
2011–12 GSW 6 1 10.5 .400 .400 .500 1.5 1.5 .7 .0 5.7
ORL 20 0 8.6 .373 .250 .750 1.3 1.6 .6 .1 2.6
2012–13 36 3 10.5 .336 .235 .429 1.3 1.6 .4 .2 7.4
MIL 16 0 8.6 .395 .400 --- .9 1.9 .5 .2 2.4
2013–14 PHX 70 1 14.4 .423 .043 .564 1.8 2.6 .7 .2 3.7
2014–15 OKC 30 0 5.2 .333 .200 .667 .9 .9 .1 .0 1.2
PHI 25 14 27.1 .398 .309 .583 2.9 6.1 1.3 .2 12.0
2015–16 NOP 27 3 22.9 .430 .303 .767 3.4 5.7 .9 .2 8.9
PHI 50 50 32.4 .405 .336 .669 4.3 7.0 1.3 .4 14.7
2016–17 DET 81 32 24.1 .439 .267 .706 2.9 5.2 .8 .4 9.4
2017–18 82* 35 24.9 .486 .347 .698 2.7 4.4 .8 .2 10.9
2018–19 56 0 22.3 .419 .326 .758 2.6 3.6 .5 .2 8.9
2019–20 WAS 68 23 26.3 .447 .367 .721 3.2 4.9 .9 .4 10.9
2020–21 44 1 21.0 .434 .367 .576 3.4 3.9 .7 .3 6.7
2021–22 CHA 37 1 13.8 .395 .400 .632 1.5 2.6 .5 .3 4.5
WAS 28 0 22.0 .457 .357 .600 3.0 5.2 1.0 .5 8.6
2022–23 DEN 43 0 9.3 .397 .167 .500 1.3 2.3 .2 .2 2.5
2023–24 CHA 43 5 17.2 .418 .500 .750 1.8 3.4 .4 .1 3.2
通算 805 172 19.2 .429 .325 .676 2.4 3.8 .7 .2 7.1

プレーオフ

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2011 MEM 5 0 2.0 .667 --- --- .4 .4 .2 .0 .8
2012 ORL 1 0 5.0 --- --- --- 1.0 .0 .0 1.0 .0
2013 MIL 4 0 2.8 .000 --- --- .3 .8 .0 .0 .0
2019 DET 4 0 20.3 .263 .143 .750 2.8 3.5 .8 .3 6.0
2021 WAS 5 0 22.2 .372 .286 --- 3.2 2.8 1.4 .4 6.8
2023 DEN 4 0 2.9 .500 --- --- .3 .3 .0 .0 .5
通算 23 0 10.0 .333 .214 .750 1.4 1.5 .5 .2 2.8

カレッジ

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2006-07 ウェイクフォレスト 31 30 29.9 .429 .354 .462 3.8 6.0 1.2 .0 8.7
2007-08 30 30 32.1 .426 .338 .291 3.4 4.7 1.3 .1 8.6
2008-09 29 0 22.0 .430 .241 .789 2.7 3.4 .9 .0 6.2
2009-10 31 31 36.8 .420 .222 .494 4.9 6.0 1.7 .6 13.2
通算 121 91 30.3 .425 .301 .484 3.7 5.1 1.3 .2 9.2

関連項目

脚注

  1. ^ Ink Ish Houston signs rookie point guard Smith
  2. ^ Sixers Sign Ishmael Smith
  3. ^ Pelicans Sign Ish Smith
  4. ^ Davis leaves with injured hip as Pelicans get first win
  5. ^ Davis' big game in return lifts Pelicans over Spurs, 104-90
  6. ^ Sixers Acquire Ish Smith
  7. ^ Lowly 76ers beat Suns 111-104 for 2nd win of season
  8. ^ Pistons agreed to a three-year contract with Ish Smith
  9. ^ Wizards sign Ish Smith”. NBA.com (2019年7月9日). 2019年7月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月9日閲覧。
  10. ^ Charlotte Hornets Sign Ish Smith”. NBA.com (2021年8月7日). 2021年8月7日閲覧。
  11. ^ Wizards acquire Smith and Carey Jr.”. NBA.com (2022年2月10日). 2022年2月10日閲覧。
  12. ^ Wizards acquire Morris and Barton in trade with Denver”. nba.com. 2022年7月10日閲覧。
  13. ^ Charlotte Hornets Sign Ish Smith”. NBA.com (2023年10月24日). 2023年10月29日閲覧。
  14. ^ Hornets Waive James Bouknight, Frank Ntilikina And Ish Smith”. NBA.com (2024年2月8日). 2024年2月8日閲覧。

外部リンク



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